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喫煙者の間で増加中の「タバコ病」とは?喫煙についてまとめてみた。

おはようございます、ゆこです。

突然ですが、あなたはタバコをお吸いになりますか?

 

今日はちょっと真剣に喫煙について語ってみたいと思います。

 

最近増えている「タバコ病」ってなに?

喫煙者の方には怖い話になるかもしれません。

最近、「タバコ病」になる方が増えているのだそうです。

「タバコ病」とは別称を「COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)」と言います。

日本語名は「慢性閉塞肺疾患」といい、肺の生活習慣病です。

有害物質を吸い込むことによって肺胞が破壊され

気道に炎症が起きて呼吸ができにくくなる病気です。

 

 

タンが多くなり、咳きこんだり息切れを起こしたりします。

 

ただし有害物質とは「タバコの煙」だけではなく

光化学スモッグ車の排気ガス

近年問題視されている「PM2.5」などもあげられます。

参考サイト:環境再生保全機構 公式サイト

 

え?なにそれ?聞いたことないんだけど?

そんなふうに思われた喫煙者の方々

確かにそうかもしれません。

 

これは長期的に有害物質を吸い続けた結果起こりうる病気

長年に渡って喫煙を続けた高齢者に多くみられる症状です。

 

この生活習慣病の原因としてもっとも多く取り上げられるのが

「タバコの煙」であるため、「タバコ病」という別称がついたわけですね。

 

なんだ、高齢者だけか。

なら、まだタバコ吸ってても安心じゃん^^

 

……そう思われた喫煙者の方々、少々認識が甘いかもしれませんよ?

 

これは高齢者だけの病というわけではないのです。

 

たとえば…の話をしましょう。

月に2箱のタバコを吸う喫煙者」

日に2箱のタバコを吸う喫煙者」

 

この2名では、あきらかにタバコに対しての依存度が違います。

また1日の肺を通過するタバコの煙の量にも差があるわけです。

 

この2名がこのまま20年タバコを吸い続けたらどうなるでしょう?

明らかに肺を通過する有害物質の量にが起こります

 

上はよく見受けられる「非喫煙者」「喫煙者」の肺の違いを表した写真ですが

この経過にあきらかな差が生まれてくるわけですね。

 

この色の違いを見て、それでも「まだ安心」なんて言ってられますか?

 

 

……少しは「タバコ辞めようかな?」って思いませんか?^^;

 

タバコは健康に良い?その噂の出どころとは

一方で「タバコは健康に良い」という話もインターネット上には見られます。

「タバコで肺がんにはならない」という話も聞いたことがありますし

「タバコを吸っている人は認知症になりにくい」とも聞いたこともあります。

 

そういえば「タバコを吸うと痩せる」なんて話もありますよね。

しかし、それらは本当なのでしょうか。

 

たとえば「喫煙者は乳がんになりにくい」という説があります。

 

これは女性の250人に1人の確立で特殊な遺伝子を持っており

その遺伝子を持つ女性の80%は70歳までに乳がんを発症するとされています。

 

喫煙していると、その発がん発症率が低下するという説がありました。

 

へ~?じゃあ、喫煙って良いんじゃん?

 

 

……ちょっと待ってください?

 

250人に1人の確立で持っている特殊な遺伝子です。

あなたもその遺伝子保持者だという確証はありますか?

 

また仮に特殊な遺伝子の持ち主だったとしても

乳がんは防げるかもしれませんが、喫煙に絡む病

たとえば、上記で書いた「タバコ病」にはかかるリスクは生まれるわけです。

 

乳がんにならないためだけに

そんなリスクを犯していいものかな…と疑問に思えます。

 

また「タバコを吸っていても肺がんにならない」という話ですが

それもまた正確なデータ分析による確証ではありません。

 

…というよりも、肺がんになる前に死へのリスクが高い病

「心筋梗塞」「脳梗塞」で亡くなるパターンのほうが多いため

肺がんになる前に亡くなっているというのが現状のようです。

また国立がんセンター予防研究グループの論文によると

 

タバコを吸う人は吸わない人に比べて

男性は4.5倍女性は4.2倍がんにかりやすいとされています。

 

やはり、喫煙者非喫煙者とでは発がんする確率に差が生まれます。

 

また同センターの予防研究グループの説だと

喫煙は乳がんになるリスクが高くなる可能性があるとしています。

参考サイト:国立がんセンター 予防研究グループ 公式サイト

 

 

それでは「タバコを吸うと痩せる」という噂はどうでしょうか?

 

心拍数を上げることで新陳代謝を促進させてはいるが……

タバコの主成分はニコチンですが、このニコチンは心臓へ影響を与えます

心臓はわずかばかりに心拍数を上げるそうです。

心拍数があがるということは新陳代謝があがりますから

喫煙者にとっては、それが痩せていると感じさせている効果なのでしょう。

 

さらに禁煙をするとニコチンの効果による新陳代謝の促進が低下

同時に口が寂しいことから間食が増えます

 

間食が増えれば体重増加につながるため

「タバコを吸う」=「痩せている」

…という考え方につながるのではないでしょうか。

 

太っているくらいなら、痩せているほうが絶対にいい

だったら喫煙しているほうがいいよね。

 

そうですね。

太っているとそれだけでも病気へのリスクが高まりますし

周囲からの視線も気になってしまいますよね。

 

でもタバコを吸っているほうが本当に良いのでしょうか?

 

実はアメリカでは、こういう研究結果があります。

ヘビースモーカーと呼ばれる体質の方長期間の喫煙を行っている方

体脂肪率や内臓脂肪比較的高い人が多いことがわかったのだそうです。

 

つまり、喫煙者メタボリックになる可能性が高まるということですね。

 

同時に糖尿病の原因であるインスリン耐性が高くもなります。

 

インスリン耐性とは、肝臓や筋肉、脂肪細胞などで

インスリンが正常に働かなくなる状態のことを指します。

インスリンは通常すい臓で作られて分泌されるのですが

耐性があると食事をして血糖値が上がっても肝臓や筋肉などが

せっかく分泌したインスリンを取り込まなくなります

 

結果、血糖値が下がらなくなります。

血糖値を下げられないということは、糖尿病にも繋がってしまいます。

 

糖尿病はそれ自体でも怖い病なのですが

もっとも恐ろしいのは合併症です。

細小血管症では

  • 糖尿病性網膜症
  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性神経障害

大血管症では

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 末梢動脈性疾患

これらの病を引き起こす結果につながります。

 

タバコを吸うと認知症予防になる?

一時期、「タバコを吸うと認知症予防になる」とも言われていたようですが

現在では、その説は真っ向から否定されています。

 

むしろ「喫煙は認知症の主要な危険因子」とする説が有力であり

すでに定着しつつあるようです。

またイギリスでは「喫煙は認知症を抑制する力はなく、むしろ発症年齢を低下させる」という調査結果が得られたそうです。

 

考えてみれば、そうかもしれません。

タバコを吸う行為は血管を収縮させる働きがあります。

 

そのため心拍数が上がり新陳代謝も上がるというわけですが

認知症にとって、もっとも良くないのが脳の萎縮です。

 

結局のところ、タバコの煙心臓どころか

からだ全体にも悪いということになりますね^^;

 

タバコを止めると確かに太る方が多いようです。

 

ですが、禁煙した方の話だと

「タバコをやめたら味がとてもわかるようになったので、食事量が増えてしまった」

…と、言う方もいます。

 

つまり、なんでも美味しく感じられるようです。

味の細かな部分に気づいて、食が進んでしまうようですね^^

料理の作り手としては、これほど嬉しい言葉はありませんよね。

 

太ってしまったことについては

食事量を制限することと運動をすることなどで解消できます。

 

しかし、病に関しては一度発病してしまうと取り返しがつかない場合が多いのです。

 

こうして調べてみると、

やはりタバコを吸うよりも吸わないほうが

健康的に過ごせることがおわかりになるかと思います。

 

タバコを吸っている皆様。

 

もし、あなたが禁煙を考えておられるのであれば

この記事を読んではじめの一歩を踏んでいただければ幸いです。

 

 

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