自撮り棒・・・別名、セルカ棒とも言うそうです。
いろいろ問題にもなっていますが、世界的ヒット商品に間違いは無いと思います。
そもそも自撮り棒(セルカ棒)とは、
一人でも誰かに撮ってもらったような写真を撮影できるスマホグッズのことで、
棒の先にスマホを取り付けて使います。
2014年にはアメリカのニュース雑誌「TIME」で、
「2014年の発明品」として認定されちゃいました。
最近ではいろいろな機能を持った種類もあり、
とても便利になってきた反面、
注意しなければならない事も出てきました。
その1つとして、Bluetooth機能を利用できるタイプの自撮り棒は、
電波法の規制対象になるとの事です。
日本の電波法の4条によれば、
小電力無線局は適合表示無線設備とされていて、
技適マークをつけなければなりません。
技適マークは、電波法令の技術基準に適合していることを
証明するマークですから、
「この商品は基準をクリアしていますよ」という証しにもなるのです。
実際、身の回りにある電波を発信するものには記載されているはずです。
Bluetooth機能は、まさに、この小電力無線局に当たり、
技適マークのない自撮り棒は、電波法違反になってしまうのです。
違反した場合、電波法110条第1号により、1年以下の懲役又は
100万円以下の罰金刑に処せられる事になっています。
無線局の開設行為が規制の対象となっていますので、
購入して使用する消費者も罰則の対象となってしまいます。
ちなみに、購入して使用する者が電波法違反になるのに対し、
販売者はどうかというと、電波法違反の幇助の対象になるようです。
購入する際は、Bluetooth機能が付いているかどうか、また、付いているとしたら
技適マークが付いているかどうかをきちんと確認する必要がありますね。
そんな理由があるせいなのかは分かりませんが、
Bluetooth接続や面倒な設定も不要なイヤホンジャックにプラグを挿すだけで
手間いらずの手元シャッターボタン付きモノに人気があるようです。