こんにちは、ゆこです。
突然ですが、あなたは宇宙へ行ってみたいと思いますか?
ちょっと怖いけど興味がある方、けっこうおられるのではないかと思います。
今日は、あのNASAからのお知らせを調べてみました。
宇宙飛行士になるのは難しい!?NASAが求める人材とは?
アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)
略して「NASA」は皆さんもご存知のことと思います。
大人気マンガ「宇宙兄弟」では必ず登場する
アメリカ合衆国政府内において宇宙開発に関わっている連邦機関です。
宇宙兄弟 モーニング公式サイト
そのNASAが12月14日から宇宙飛行士を募集するそうです。
その募集をYouTubeで流すのも、なんともアメリカらしい気がします。
応募期間は2015年12月14日から2016年2月中ごろまで。
審査結果は2017年半ば頃となります。
応募から結果発表まで、意外に長い気がします。
年収は66,000米ドル~144,000米ドルなので
日本円にすると、およそ800万~1,750万円ですね。
役職がついたサラリーマンくらいの年収でしょうか。
気になる応募資格。
まずは年齢ですが、制限はありません。
すごいですね。
年齢制限がないとか、さすがアメリカという気がします。
ただし、身体的な条件はあります。
まずは視力は裸眼で1.0以上あること
(※ただし矯正手術で1.0になるのであれば良いとのことです)
・身長は157センチ~190センチ内であること。
・血圧が140/90以下であること。
アメリカでは飛び級が可能ですから、幼くして大学進学も可能です。
とはいえ、いくら10歳で博士号を取得していたとしても
157センチに満たなければ応募資格は発生しないわけですね。
また190センチまでとしているのは宇宙服のサイズの問題でしょうか?
あまり大きすぎても応募資格は得られないのは驚きです。
健康面に関しても難しい。
血圧などが関わってくると
あまりにもご高齢の方は諦めざるを得ない気がします。
とはいえ、病院のない宇宙へ行くわけですから
もしものとき宇宙飛行士が高血圧の病で倒れたとしても
NASAも対応のしようがないわけです。
これは仕方のないことですね。
学力面での資格もけっこう厳しいものになります。
取得した学士号に関する職業に3年以上の従事経験があること。
え?大学出てないと無理なの?
しかも3年以上、その分野に関わって仕事してないとダメとか絶対無理。
そういう方には、こちらの方法もあります。
ジェット機のパイロットとして1000時間以上のフライト経験があること。
……もっと厳しくなってしまいましたね^^;
それもそのはず。
実は今回の応募はアメリカ国内を対象としたものですので
日本国民には応募資格がありません。
(※ただし、アメリカに5年以上滞在し永住権を取得していれば資格があります)
アメリカ在住の日本人の方で資格がある方はがんばってみてください。
ですが旅行以外で日本から出たことがない。
……という方には、残念な話ですが、NASAへ直接応募するのは
ひとまず諦めることにしましょう。
どうやったら日本人は宇宙へ行けるの?JAXAの回答をまとめてみた。
日本人が宇宙飛行士になるためにはJAXAが実施する
「宇宙飛行士募集プログラム」に応募する必要があります。
JAXAは正式名称を国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
(英称:Japan Aerospace eXploration Agency,)
……と、いいます。
その公式サイトのQ&Aページには、こんなことが書かれてありました。
まずは宇宙飛行士になるための資質として
- 自然科学系の大学卒業以上であること(学士号をもっていること)
- 自然科学系の研究・開発の仕事に携わった経験が3年以上あること
- 長期間の宇宙滞在に身体的・精神的に適応できること
- 英語で充分コミュニケーションがはかれること
……以上のことを上げています。
ここで言う「自然科学系」という分野は
工学部・理工学部・医学部・薬学部・農学部・衛生学部・歯学部・栄養学部
……などといった理系学部を指しています。
この分野を卒業していれば、どこの大学のランクなどは問われません。
確かに「東大卒や京大卒でないとダメ」なんて言われたら
募集しても集まらない可能性が出てきますよね^^;
必要なのは、理系学部で学んだ学問を研究や開発といった形で3年以上探究し続けているということです。
宇宙飛行士はただ単に宇宙へ行っているわけではありません。
宇宙へ行き、宇宙ステーションという施設の中で研究を重ねています。
さまざまな得意分野を持った人々が
それを生かして活動することもまた宇宙における研究となるのです。
そのため、自分の専門分野を持っていながらも
他の分野でも柔軟に対応できる力を求められます。
そして長期間、宇宙という特殊な環境下で
さらに宇宙ステーションという空間に閉じ込められるわけです。
空気が限られた閉鎖空間で黙々と研究をこなす日々……
強い精神力と忍耐力が求められるのは当然ですよね。
また国際語として英語(英検1級程度)が必須となっていますが
ソユーズ宇宙船への搭乗の可能性もあるため
今後はロシア語の取得も必須となると書かれてありました。
つまり、まとめると
理系の勉強を丁寧に積み重ねて基礎を作り
理系学部の大学へ入学、無事卒業は当然のこととして
さらに自身が学んだ分野での研究・開発を仕事として続けながら
英語とロシア語を習得し、どちらの言葉でも
文章・会話でのコミュニケーションがとれるようにしておくこと。
以上が、日本人がJAXAで宇宙飛行士になるための条件となります。
思っている以上に厳しいものですね^^;
JAXA宇宙航空研究開発機構 公式サイト「国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者募集」概要
※2008年6月20日にて終了しています。
ところで、JAXAの宇宙飛行士ブログラムですが
前回2008年に実施されてから、未だ募集を行っておりません。
現在、日本の宇宙飛行士は若田光一氏をはじめ7名が在籍しております。
これだけの優秀な人材がいるなら、現時点では必要がないということなのでしょう。
次回の募集は何年先になるのでしょうか?
そして新たな日本人宇宙飛行士は誕生するのでしょうか?
宇宙飛行士になりたい!というあなた。
JAXAのホームページをまめにチェックしてくださいね!
はやぶさ 遙かなる帰還
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