みなさんは、美術館に行く機会はありますか?
私は最近行っていないですねー
見たい展示品はあるんですが、ワタワタしてるうちに
展示期間が終わってしまうというコンボをよく食らっています。
ふとツイッターをぼーっと見ていたら、こんなツイートを見つけました。
私はよく図書館や学校の図書室で、動物図鑑やイラスト集などを眺めていましたが
図鑑や画集と同じくらいのクオリティのイラストだーすごーい、なんかアプリになってまとまってる?
と頭をかしげてしまいました。
図鑑や画集の絵やイラストって異次元の美しさがあって、それに惹きこまれていくんですよねー。
そう思うのは私だけでしょうか
と言うことで早速app storeに接続して
「博物図譜」と文字入力して
お目当てのアプリ「MAU M&L 博物図譜」を見つけました!
ぽちぽち押して、早速ダウンロード開始!
ダウンロードを完了させて、さっそく起動します。
TOP画像から異世界にトリップするようで、ドキドキワクワクしますね。
早速アプリ内を探索していきましょう!
まずは一番上にあった「タイトル順で見る」をタップすると
50音順でいろいろ表示されていますね。
と言っても、表示されているのが全て航海記なんですけどね
他のジャンルがなーいと思いながら、いったんTOP画面に戻ります。
次は「カテゴリで見る」をタップします。
カテゴリーは3つあって、
『解』剖図
『航』海記
『博』博誌
の順に並んでいます。
次の「年代別に見る」です。
年代は、18世紀・19世紀・20世紀の順で並んでいます。
次の「著作者名順で見る」ですが、ア行開始ですが
アのつく人がいないので、ウから始まっていますねー。
最後の「航海記を地図で見る」です。
航海記は2メニューあります。
試しに、下のJ・クック氏の太平洋航海記をタップしてみたら
黒背景の世界地図が出てきました
これだけの国と距離を航海したんですね。
試しに、数字の1をタップしてみると
1の地域に到着した頃に書かれたと思われる「Sulphur Island」と言うページが出てきました。
本の画像をタップすると拡大されて、文字まで読めるようになっています。
これは、船から見た島の地平線のスケッチですね。
ページのタイトルも「太平洋」と書かれていますね。
もっと拡大することもできて、拡大するときはピンチアウトすればOK!
(ピンチアウトは、指2本で画面を広げるようにする動作で画像や地図の拡大ができます。)
画像で見るとこのような動作です。
他の本をチラ見してみると
「自然のもてなし」と言う本を見てみましょー
表紙のすれ具合がいい味出してると思いませんか?
どんな手触りなんだろうと想像しただけで、楽しいです。
こういう本を見るとワクワクしてきます。
表紙をタップすると、本の中身が見開きで表示されました。
いつも通りの本の読み方よりもゾクゾクしますね。
他にもリスなどの脊柱動物図鑑や
さまざまな種類の植物図鑑や
鳥類を含めた動物図鑑なんかもありました。
どの図鑑のイラストも、wikipediaに掲載されているようなイラストなので
見覚えがあると言えばあるイラストですね。
ここには掲載していませんが、人体解剖図もありました。
人体解剖図は資料としてはとても優秀すぎるので、一度見てほしいです。
※ただしiPhoneのみ対応
このアプリを共同制作・アプリ内に収められている博物画の楽しみ方を説明してくださってるのが
荒俣宏氏なんですが、名前だけだとピンと来ないかもしれないけど、
写真を見ると『あ~』って言う人がたくさんいると思います。
荒俣宏氏の写真を出すと
この方です。
テレビのコメンテーターとしてちょくちょく出演しているので、見たことがある人は多いはずです。
荒川弘氏はタレントでもありますが、小説家でもあり翻訳家でもあるんです。
荒川氏が翻訳した本から、今では馴染み深い「魔道」や「魔道士」と言った造語を作り上げたり
水木しげる先生に師事しながら妖怪や神秘学の研究に、鉱物学や風水の知識など
知識の深さ・広さがあるすごい人なんです。
こんなすごい人が世の中にいたのか
そんなすごい人が作ったアプリの評価を見てみると
このクオリティで無料って恐縮してしまいます。
どこかから請求が来るんですかね?(ブルブル
本当、これは良いものです
上に鳥のイラストを載せましたが、あんな感じです。
あのイラストが無料で観れるってバチあたりな気がしますよ
貴重なモノだからこそ、こうやって気軽に観れるようになったこの環境と時代に感謝です。
ちなみに、博物図譜はtogetterにまとめられていました
武蔵野美大が荒俣宏氏と作った無料アプリ「博物図譜」の素晴らしさと博物画の面白さについて
荒俣氏の出世作がこれです