夏は天体観測に適した季節です!
特に自分の目で観測できる天体観測は、手軽にできるので
どんどん観てほしいイベントです!
定期的に観測できるイベントだけど、観測しやすい夏でかつ週末の今年こそ観測してみよう!
今年の木星と金星の大接近ですが、ほぼ毎年起きている観測イベントではあります。
だた、数か月ずれていたり、朝方や日中で事実上観測が難しかったりと
今回のような好条件の観測はなかなかありません。
観測できそうな条件であれば、実際に観測してみましょう!
昨年2015年10月26日の明け方に最接近して間隔が約1度となった木星と金星を見る事が出来ました。
南アルプス兎岳付近から木星、聖岳から金星が昇ってきました。火星もすぐ後から昇ってきます。夜明け間近には水星も姿を見せてくれました。
との動画説明を引用させていただきます。
動画をスタートしてみると、中央付近に明るい星が2つ見えてきます。
これが木星と金星です。
今日の大接近もこんなイメージで観測できるはずです。
こちらも、上の動画と同じ2015年に撮影された木星と金星の大接近の動画です。
こちらはすこしブレていますが、こんな風に明るく見えます。
今日が大接近の日なので、今日が一番近くまで近づいて見える日と言うことになります。
観測できる時間と方角ですが、日没後から19時くらいまで・東の方角に
とても明るい星が2つ見えるはずです。
※ちなみに、日没は東京で18:13です。
照明がついている街中だと観測が難しいかもしれませんが、その場合は
河原や小高い丘や山に登ってみると見つけやすいと思います。
肉眼で観測するのが不安な人は、双眼鏡を持っていくとすぐにわかります。
今は東の空に、
上の画像のおとめ座の頭のあたりにある星(おとめ座ニュー星)としし座のお尻にある星(しし座ベータ星:デネボラ)の
間に強く輝く2つの天体が見えるはずです。
当日の星座を合わせてみるとこんな感じです。
なぜ大接近が起こるのかというと、
地球を含む惑星は、公転軌道の半径によって公転の角度や速度がすべての惑星で違っていて、
外側の惑星よりも内側の惑星の方が1周回りきるまで(公転)にかかる時間が短いことが分かっています。
軌道と言う名の円の大きさが10メートルと20メートルでは、どちらが早く1周回りきるかを考えるとわかりやすいと思います。
また、一定期間を経て内側の惑星が外側の惑星の公転を追い抜く事がどうしても生じてしまいます。
この追い抜くときに、惑星同士が一時的に最接近する現象を接近と言って、
軌道上で太陽に最も近づく位置付近で一番近くまで接近する現象を、大接近といいます。
ちなみに、公転軌道を図にするとこんな感じです。
水星・金星・地球・火星はこの図では省略しています。
こちらは、公転軌道を上から見た図です。
こちらの図は、水星・金星・地球・火星が記載されています。
ちなみに、太陽・地球・月の公転軌道はこれ。
地球と月が公転と自転をしているので、日食や月食などの天体観測もできるわけです。
大接近を観測する際は、必ず虫よけ対策や水分補給・トイレの確認など
準備を怠らないよう、しっかり対策をしてから観測してください。
星座を確認するときの定番はこれでした。
この星座盤も慣れないと見づらいのが難点なんですよね
Amazonで調べると、最高倍率の望遠鏡はこの望遠鏡でした
(180倍まで倍率アップが可能)
ですが、今回はそこまで倍率はいらないと思うので
このスペックの双眼鏡で観測するなら問題ないと思います。
星図アプリでオススメかつ定番をを見つけました。
かなり見やすい星図アプリなので、試してみてください