中村吉右衛門さんの「鬼平」が
今晩ラスト演技で終了します。
鬼平犯科帳 THE FINAL フジテレビ系
後編「雲竜剣」 :12月3日(土)21時~23時10分
この「雲竜剣」は鬼平犯科帳の中でも
秀作といわれています。
長谷川平蔵自身が刺客に襲われます。
翌日は、平蔵宅の門番が刺客に斬殺されます。
その刺客の正体が実は……。
ぜひ、ご覧になってください。
きっとこころに残る名場面が
あるはずです。
こんにちは、長谷川平蔵と聞くと、中村吉右衛門さんの姿が浮かぶ飛行船です。
鬼平犯科帳 THE FINAL 心に残したい「鬼平」の名言集!
心に残したい「鬼平」の名言
「おれの仕様がいかぬとあれば、どうなとしたらよい。
お上が、おれのすることを失敗と断じつと腹を切れというなら、いつでも切ろう。
世の中の仕組みが、おれに荒っぽい仕業をさせぬようになれば、いつでも引き下がろう。だが、いまのところ、
一の悪のために十の善がほろびることは見逃せぬ。
昔のおれがことをいいたてるというのか・・・・・あははは・・・・・ばかも休み休みいえ、
悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」
(相手の気持ちが理解できるからこそ、的確な対応ができるという事でしょうか)
「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、
知らぬうちに悪事をやってのける。
悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。
これが人間だわさ」
(人の本質をとらえた言葉です)
(妖盗葵小僧の毒牙にかかって自殺しようとした女へ)
「死ぬつもりか。それはいけない。
どうしても死にたいのなら、一年後にしてごらん。
一年も経(た)てば、すべてが変わってくる。
人間にとって時のながれほど強い味方はないものだ」
(長谷川平蔵の優しさが伝わってきます)
「われら火付盗賊改方は、無宿無頼の輩を相手に、
めんどうな手つづきなしで刑事にはたらく荒々しき御役目。
いわば軍政の名残りをとどめおるが特徴でござる。
ゆえに、そのたてまえをもって此度の事件も処理いたした。
もしも、それがいかぬと申さるるなら・・・・・」
火付盗賊改メを廃止したらよろしい、といい張り、上司たちの圧力にびくともしなかった。
(長谷川平蔵の部下たちが信頼する理由がこれですね)
「白子の菊右衛門に、こう申せ、
男と男との約定をきびしくするのは結構なれど、
このたびの場合、菊右衛門は石島なにがしのごとき無頼浪人を信用し、
中村宗仙ほどの立派な人物をろくにしらべもせぬまま殺そうとした。
約束事というものはよくよくにむずかしいものじゃ、人間と人間の誓いゆえ、
なおさらにな・・・・・と、わしがいっていたとつたえい」
(男の約束の重さと裏をとる慎重さが大切なのですね)
「その墓には、女の骨が入っておらぬのでございましょうな?」
と、山田市太郎が長官にいったとき、
「遺体がなくとも、墓は墓だ。
墓をたて、その墓にほうむられた人をしのび、
これを供養した人のこころがあるかぎり、それは立派な墓なのだよ」
長谷川平蔵は、そうこたえたということである。
(思いやりのある人の言葉です)
(部下の同心の一人が女におぼれ盗賊に情報をもらしている疑いが出た時の長谷川平蔵の心情)
部下の与力・同心たちはおろか、密偵に対しても、
平蔵は全幅の信頼をよせているのだ。この[信頼の目]が曇ったときこそ、
(おれは御役目を辞さねばならぬ)
おもいきわめている平蔵であった。
彼らを信ずることができなくて、[火盗改メ]がどうしてつとまろうか。
平蔵は、賊がよこした嘲笑の手紙のことを、だれにも語らなかった。
(自分の人を見抜く自信と信頼する強い絆がとても羨ましいです)
「それならわけもないことさ。だが、そうしたら、このおれが五郎蔵を騙して口を割らせたことになる。
大和屋金兵衛に手はかけぬと約定をしたおれの一言。
これはな、酒井。男の約束というものだ。
相手が将軍家であろうとも、もと盗賊であろうとも、おれにとっては変わらぬことよ」
(男として交わした約束は、簡単に破るべきではないという戒めですね)
「人間(ひと)とは、妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、
善いことをしながら悪事をはたらく。
こころをゆるし合うた友をだまして、そのこころを傷つけまいとする。
ふ、ふふ・・・・・これ久栄。これでおれも蔭へまわっては、何をしているか知れたものではないぞ」
(人を見極める事の難しさを感じます)
「足を洗って二十余年。七十をこえて煙管づくりに打ちこんでいる松五郎を、捕えたところではじまるまい。
それよりも生きるだけ生きさせて、よい煙管をつくらせたほうが、世の中が、こころゆたかになろうというものではないか」
(人を赦す情の深さがあります)
(不吉な予感で平蔵が出掛けるのを止めようとした久栄に)
「久栄。よし、おれが身に万一のことがあっても覚悟の上ではないか。
男には男のなすべきことが、日々にある。これを避けるわけにはまいらぬ・・・・・」
(覚悟をもってなすべき事に取り組む、重い言葉です)
「人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲(す)んでいるものだ」
(懐の深さをうかがい知れます)
「おのれが強いのだか、弱いのだか、わからなくなって来る。
そのときに、おのれの剣術もようやく本物になるのだ」
これは、長谷川平蔵の体験から出た言葉だ。
(何か得体の知れない深さがあります)
(悪事を働いた部下を成敗したあと)
「人というものは、はじめから悪の道を知っているわけではない。
何かの拍子で、小さな悪事を起こしてしまい、それを世間の目にふれさせぬため、また、つぎの悪事をする。
そして、これを隠そうとして、さらに大きな悪の道へ踏み込んで行くものなのだ。
おそらく、富田達五郎もそうだったのであろう」
(罪としては許せないが、人としては憎んでいない優しい無念さを感じます)
「いのちがけで物事を仕たてのけようなどという男は百人に一人、いや千に一ほどもいまい。戦国乱世のころとて同じことじゃ」
(これは本日放送される「雲竜剣」の言葉です。このセリフが聴く事ができるか楽しみ)
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鬼平犯科帳 THE FINAL 心に残したい「鬼平」の名言集!
いかがだったでしょうか。
含蓄のある言葉の数々、
こころに響く言葉があったでしょうか。
今晩、中村吉右衛門さんの「鬼平」がラスト演技で終了します。