金融危機のギリシャでスマホ・携帯料金が無料に！ギリシャ破綻の真の原因もついでに紹介

2015.07.04

ネットで話題

金融危機、金融破綻で荒れるギリシャ。
どこのニュースを見てもギリシャしかありません。

これだけギリシャが日本で注目されたのは2014年ブラジルワールドカップのグループリーグ2戦目以来でしょうか。

そんなギリシャの経済危機と、経済危機・デフォルトによってギリシャの国政がどうなるか、日本への経済への影響はあるのか？という点をギリシャの最新ニュースをおいながらまとめていこうと思います。

ギリシャ金融危機の原因は？なぜギリシャは破綻したのか？

原因は経済破綻まで待ったなしのギリシャに

↓わかりやすくいうとこんな感じ
借金まみれのギリシャ「返済期日伸ばして」
EU「ムリポ」
ギリシャ「ヤバ、とりあえず銀行閉じる」←今ここ

引用：経済破綻の原因に…？ギリシャ人の国民性に驚愕Σ(ﾟДﾟ)
http://matome.naver.jp/odai/2143554454587289701

ふーむ、なるほど。わかりやすい。(？)

真面目に解説をすると、ギリシャの破綻、金融危機は数年前から指摘されていましたが、今回のギリシャの金融危機をそもそも招いた原因はギリシャの国政のウソや甘さにあるとも言われています。
というのも、ギリシャという国は国民に甘く、優しく、ぬるま湯な政策をとっていました。

また古代ギリシャ人は、芸術から科学、哲学までを大きく発展させました。
その時代にあったのは、彼ら古代ギリシャ人の下で働く奴隷の存在です、
彼ら古代ギリシャ人は、奴隷が身の回りの炊事に洗濯に道路工事、建設業、何から何までをやってくれる立場にあったので、彼らは年中好きなことに没頭し、その結果として哲学者がどんどんと生まれ、芸術の分野でも、建築の分野でも、天文学でもなんでも思うように発展をしていたのです。

なのでもしかすると現代のギリシャ人にもそのような、「他人が俺らのためにどうにかするよね」的な精神が根強く残っているのではないかとも。
古来の祖先から伝わるギリシャ人のDNAこそが、現在のギリシャ国政においても通じるものがあり、結果的に国民に優しくぬるま湯な政策をとらざるを得ないのではないかったのでしょうか。

借金が生み出していた絶景。。。

破綻をもたらしたギリシャの国政はどんなものだったの？

では、実際のギリシャの国政はどのようなもので、なぜ、それらの国政が今回の金融危機・破綻を招いたのでしょうか？
例えば、ギリシャの年金。
日本の年金システムも既に破綻していると言われていますし、日本年金機構のトップ陣が、自分の娘が成人したときに「国民年金は払わなくていい」とまで、自宅の居間でポロリと漏らした数年前の話は有名です。
実際、ギリシャの年金システムは、日本とは違いかなり手厚いと言われています。
というのもギリシャという国が、国家公務員に対して日本とは比較にならないほどの良いお給料を出していて、ギリシャ国民の約10%が国家公務員であるという事実からも、それがわかるかと思います。
つまり、政府としてはギリシャ国民に手厚い待遇を用意することでしか、国政の支持を得られないという残念な背景があったということになります。そして実際に、日本人(の特に公務員)からすると羨ましい手厚い保証を支える金脈というのが、ギリシャという国がユーロを使って月繰り出した莫大な借金だったのです。

そして、その後ギリシャは莫大な借金の存在を隠し、これまた莫大な金額のユーロを手に入れます。
そして、今度は、投資ファンドさながらに、借金で手にした莫大なユーロを使い、更に借金を重ねていきます。
そして、国民に手厚い待遇を還元し、支持を集め、その裏側で莫大に膨れ上がっていく借金を更に、借金して運用するという、一流投資家もびっくりな資金運用方法を続け、2015年6月末のギリシャ金融危機をもたらすことになったのです。

※ちなみにギリシャに沢山のお金を貸したユーロ圏の国はフランスとドイツらしいです。お金は貸すものではないですね！

金融危機でスマホ・携帯代が無料に。(ガチで)

ギリシャでは、携帯電話の料金が払えないという人も出てきたため、携帯会社は急きょ1週間、携帯の料金をすべて無料にすると発表しました。事実上の債務不履行に陥っているギリシャでは、銀行からの現金の引き出しに制限がかけられ、国民の間に不満が広がっています。この対策の一つとして、政府はバス代や電車代のほか、高速道路の通行料の無料化を発表しています。ただ、一部からは「不満のガス抜きだけだ」という批判も出ています。
テレ朝ニュース2015年7月3日20時3分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150703-00000038-ann-int

なんと、恐ろしい。スマホ・携帯代が無料！金融危機が羨ましい？

バスや、電車に続き、携帯電話代もタダになるとのこと。
金融危機の恩恵ということで一瞬だけ、月々のスマホ代がなくなるのであれば！と羨ましくなりましたが、経済状況を考えるともってのほか。

皆さん、スマホ代はいくらになってもちゃんと自分のお金で支払いしましょう！

ちなみに今回のギリシャのスマホ代も国のお金=借金して膨れ上がった借金から支払われるのでしょうな┐(´-｀)┌

日本の破綻はあるのか？

ギリシャのようにデフォルトが起きることを想像するとゾッっとします、人々がATMに殺到して、スーパー・コンビニの食料品は枯渇して・生活必需品も枯渇をして、それらを取り合う醜い争いが起きることは間違いありませんし、犯罪も増えることでしょう。

でもって、日本という国でも、預金封鎖などが現実的に起きる事態に変わってきています、
今後の日本は財政破綻によって、ギリシャの一連の動きと同じように預金封鎖が起きる確率は低いと言われています。(ゼロではないのが恐ろしい)
なぜならば、日本政府の借金というのは100％が円で建てています。
つまり、日本国内で財務省が自分で自分の国の通貨を発行しさえすれば、返済できるからです。
もちろん、その代償として莫大なインフレが起きるわけですが、それでも預金封鎖となり国民が自分のお金を引き出せずに、それがもたらす損害を考えると可愛いもの、ということなのです。(実際、インフレになったらなったで困りますけどね)
なので、日本の今回のギリシャ同様に、ATMでお金の引き出しができなかったり、限度額が決められたりとの預金封鎖がされる可能性は、今のところ、本日時点では0%に近いといっていいのかもしれません。

しかしそれでも日本では1946年第二次世界大戦後でもの凄いインフレが起きるなかで新円切替が施行された際に預金封鎖が行われた前科があります。この預金封鎖の前科があるということ、そして状況はいつ何時でも刻々と変化するということ。それらを意識すると私たちもギリシャの状況を見て、明日は我が身くらいの勢いで生活をするのがいいのかもしれません。仕事を頑張って、頑張って稼いで、そして海外にドル建てで口座を用意するか、金預金をするか、分散投資をするのか。いずれにせよ特に投資は1億円以上の資産をもつくらいからスタートしても遅くはありませんし、投資自体がお金を増やすのではなく、お金を減らさないための手段とはよく言われていますので近い将来、今回のギリシャの金融危機が引き金となって日本経済にどのような影響があるのか、経済的視点でのチェックも強要ある情報強者の大人としては必要になりますね。

追記：
このギリシャのタンブラー高杉ワロタ
絶賛インフレ中wwwwwww
↓