【朗報】葉酸は老若男女関係なく摂取するべき!妊活・妊娠中の女性だけでなく高血圧症状に悩む方や男性にだって必要な栄養素!
こんにちは、ゆこです。
あなたは「葉酸」という言葉をご存知ですか?
人間、特に妊婦さんには必要な栄養素だそうですが……
どんなふうに役立つ栄養素なのでしょうか?
調べてみました。
葉酸は妊婦や妊活中の女性だけに必要な栄養素じゃない!誰にだって必要な栄養素だと知ろう!
「妊娠 葉酸 サプリ」や「妊活 葉酸 サプリ」などで検索をかければ
必ずと言っていいほど上位に上がってくる「葉酸」という名前。
Amazonで調べれば、ズラッと葉酸サプリメントが並びます。
また、葉酸サプリメントは妊娠や妊活を扱う雑誌では必ずといっていいほど掲載されていますよね。
厚生労働省も葉酸接種に関わるレポートをいくつか挙げて、葉酸の積極的な接種を推奨しています。
過去に、待合室に葉酸の必要性を説くポスターを貼っている産婦人科を見たこともあります。
妊娠を希望されている方、もしくは妊娠したという方であれば、葉酸という言葉を一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
お腹にいる赤ちゃんのため、そして将来の妊娠に備えて、すでに葉酸サプリメントを意識して摂っておられる方もおられるかもしれませんね。
でも確かに葉酸が必要かもしれないとわかったとしても、ふと疑問に思われたことはありませんか。
なぜ、葉酸が必要なの?
葉酸って何からできているの?
取りすぎても大丈夫?
いつから、そして、いつまで接種すればいいの?
まずは、そんな疑問を一つずつ解消してゆきましょう。
葉酸ってなんだろう。まずは葉酸の性質を知ろう!
葉酸とはビタミンB群の一種で、水溶性の栄養素です。
1941年にほうれんそうの葉から発見され、「葉」を意味するラテン語「folium(フォリウム)」から「folic acid(フォーリック アシッド)」
そこから「葉酸」と名づけられ、広く呼び名が浸透しました。
ビタミンB群はタンパク質や核酸の合成に働いて細胞の生産・再生を助ける働きがあるため、新陳代謝への関わりが深く、ゆえに新しい細胞を毎日たくさん作らなければならない妊娠期から授乳期の赤ちゃんには必須の栄養素であるとも言えます。
特に妊娠初期の赤ちゃんの葉酸不足は先天性疾患(神経管閉鎖障害)を招くおそれがあるとも言われています。
脳や脊髄の中枢神経系のもととなる神経管は、人間が人間として成り立つために必要な器官。
その神経管の下部に閉鎖障害が起こった場合、排泄や下肢の運動障害へ繋がる危険性があります。
一方、上部へ閉鎖障害が起きたときは無脳症になるリスクが高くなり、流産や死産の確立が高まってしまうのです。
また妊娠初期の頃のお母さんの体は、お腹の赤ちゃんの成長のために摂取した栄養をどんどん赤ちゃんへ送ってしまうため、栄養不足になりやすいんです。
妊娠中に貧血などの症状に悩まされた方も多いのではないかと思います。
貧血だけならまだいいのですが、葉酸が不足しすぎると母胎にも悪影響が出てきます。
だるい・動悸や息切れなどの鈍い不調、また胃潰瘍・十二指腸潰瘍、舌炎や口内炎を起こしやすくなります。
さらには動脈硬化が起こりやすくなり、妊娠高血圧の心配も生まれます。
妊娠高血圧症は重度になると入院が必要になる可能性もあります。
初産婦――つまり初めて妊娠される方は妊娠高血圧症になりやすく、15歳以下、40歳以上の女性で初産婦となるとリスクが高まります。
晩婚化が進んだ現代では15歳以下の女性が妊娠することは近年では稀ですが、40歳以上の女性で初めて妊娠だという方は、特に注意が必要です。
妊娠していない状態での貧血は「栄養を取ってよ!」とい体からのサインです。
しかし妊婦さんにとっての貧血は自分の体だけではなく、赤ちゃんが成長している証拠であり、同時に「もっと栄養が欲しいよ!」という赤ちゃんからのサインでもあります。
赤ちゃんからのメッセージとなれば、葉酸を摂取しなきゃと思いますし、妊娠していない方でも貧血が治まるのであれば、こんなに喜ばしいことはありません。
もちろん、葉酸は万能の栄養素ではありません。
必ず摂取したからといって、赤ちゃんの成長を妨げるすべての要因を取り除く栄養素ではないんです。
ですが、障害を生むリスクを減らしてくれます。
今でこそ、妊娠してから無事に出産するための10ヶ月におよぶ一連の流れは、危険がなくてあたりまえのような風潮がありますが……
妊娠、そして出産へ至る工程はある意味「奇跡」ではないかと私は思っています。
もちろん、これは個人的な感想です。
ですが、100年前はどうだったのでしょう?
医学が進歩していなかった時代の妊娠から出産という流れは、母子ともに危険がないよう、また十分な栄養が取れるように細心の気くばりをしなければならなかったはずです。
母胎の安全は日々の注意から守れますが、栄養素は食生活に注意していたとしても保てるものではありません。
こういったことを考慮してなのか、母子ともに必要な栄養素として葉酸は注目されています。
また2002年からは母子手帳にも葉酸に関する内容が記載され、その重要性を説いているのです。
過剰摂取の心配はないのか?心配を消すために葉酸の性質を知ろう
葉酸が必要な栄養素であることは理解できたでしょうか。
ですが、ここで心配になるのが「過剰摂取」
お腹の赤ちゃんのためにせっせと接種していた栄養素のせいで、生まれてきた赤ちゃんに何らかの異常がみつかったら、目も当てられません。
確かにビタミン類のなかには、過剰摂取することによって奇形児が生まれると言われている栄養素もあり、お母さんとなる身としては、そこは特に気になるところですよね。
葉酸に関して言えば、問題ないと考えて大丈夫です。
葉酸は先にも述べたように水溶性のビタミンであるため、過剰分は尿と一緒に排泄されます。
また厚生労働省が述べる基準によれば、葉酸接種の上限は1000㎍/日とされています。
葉酸サプリメントで摂取しても、販売している各社が推奨する飲み方で平均して400㎍/日の摂取となります。
つまりサプリメントだけでしか接種がないと仮定しても、厚生労働省が定めている上限の半分にも満たないわけです。
しかも葉酸は体内への蓄積性が低く、そのうえ熱や水、光に弱いビタミンです。
葉酸を多く含む食材はほうれんそうやブロッコリーなどの緑黄色野菜、豆類、レバー類となります。
厚生労働省は野菜を350g接種できれば400㎍/日の葉酸を摂取できるとしていますが、同時に調理段階で約50%の栄養が分解されるか、もしくはゆで汁によって失うと告げてもいます。
妊娠計画中の女性が摂取するに好ましい量は400㎍/日、妊婦さんは440㎍/日。
意識して食事をしているだけでは、圧倒的に足りませんよね。
加えて葉酸は、先にも述べたとおり過剰摂取したぶんは尿などと一緒に流れ出てしまい、体内に蓄積しにくい栄養素です。
確かになんでも摂り過ぎは良くありませんが、葉酸は毎日摂取しても体内には残らないビタミンでもあるのです。
過剰分が尿となって外へ流れ出ることを考えれば、むしろ過剰摂取に敏感にならず、積極的に葉酸を摂ることが大切なのではないでしょうか。
葉酸はいつから、いつまで摂ればいいの?……いいえ、葉酸はずっと取り続けても構わない栄養素でもあるのです
妊娠計画中の女性は1ヶ月~3ヶ月前から、妊娠中はもちろんのこと、授乳期にも葉酸は摂取した方が良いと言われています。
え? どうして生んでからも必要なの?
もしかしたら、そう思われるかもしれませんね。
一つは母乳が関係してます。
母乳はお母さんの血液から生成される、赤ちゃんにとって大事な栄養源です。
妊娠してから授乳時期ぐらいまで、母親のアルコール摂取や喫煙などを禁じているのは、それらの毒素が血液中に溶け込んでしまい、栄養源や母乳となってしまうからです。
話を戻しますが、血液を母乳へと生成するお母さんは授乳期に通常よりも多くの血液を必要とします。
葉酸は赤血球の生成にも役立ちますので、お母さんが悪性貧血に陥る危険性を回避できます。
さらにもう一つは、赤ちゃんが母乳を通じて葉酸を摂取してもいるということ。
一般的な粉ミルクにも葉酸は含まれているため、お腹が空くたびに母乳を与える必要はありませんが、成長が速い赤ちゃんは細胞分裂が盛んで、葉酸が不足すると成長速度が遅くなるとも言われています。
もちろん神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんはできるだけ多くの葉酸を栄養として摂らなければならないとだけ覚えておけばいいです^^
また、葉酸は産後で弱ったお母さんの回復スピードを早める栄養素でもあります。
よく「産後の肥立ちが悪くて~」などと昔は言われていました。
もちろん、その言葉は今でも残っていることでしょうし、産後に体調を崩すお母さんは実際に多いことでしょう。
それは子宮の急激な変化で弱り切った産後のお母さんに、休む間もなく赤ちゃんへの授乳という労働もプラスされてしまうからです。
授乳なんて動かないから楽じゃん?
もしもし、お父さん? 今そんなふうに考えてませんでしたか?
そんな考えは今すぐに捨ててくださいね。
先ほど「母乳は血液から作られる」と書いたかと思います^^
つまり、お母さんは疲れきった体にムチを打って、我が身を削りながら赤ちゃんへ栄養を与えているんです。
それは子供を育てる義務があるからであり、同時にそれが深い母の愛でもあります。
この大事な「お母さん」としての仕事をこなすには、出産後のケアと並行して赤ちゃんへ届けるための栄養素を考えなければいけませんよね。
それを考えると、葉酸は必然的に授乳期にも必要だとは思いませんか?
もし少しでも葉酸の必要性を感じたのであれば、お父さんは奥さんとお子さんのために、お母さんは自分自身と赤ちゃんのために、葉酸を効率よく摂取できる方法を考えてあげてくださいね。
葉酸は女性だけに必要な栄養素ではない!男性にだって大事な栄養素なのです
葉酸は妊娠を望む女性、妊娠している女性、そして、お母さんになったばかりの女性の味方です。
その重要性は、先に書いた記事でご理解いただけたかと思います^^
実はそれだけではなく、飲酒量の多い方、喫煙者の方、アスピリンやピルを常飲している方にも葉酸は必須とされている栄養源でもあるのです。
……ということは、上記の条件に当てはまれば男性にも必要な栄養素であると言ってもいいと思います。
ピルは男性には必要ありませんが、飲酒量が多い・喫煙している、もしくはアスピリンを常用している男性は多いのではないでしょうか?
(※アスピリンはアセチルサリチル酸ともいい、発熱作用や炎症を持つ「プロスタグランジン」という物質の働きを抑える力があり、痛み・発熱を知らせないようにしてくれる薬
↑バファリンなどに使用されています。要は解熱鎮痛剤ですね^^)
男性の方々……いかがですか?
心当たりはありませんか?
飲酒・喫煙は葉酸の働きを低下させるため、葉酸不足に陥りやすくなります。
また、アスピリンとピルも葉酸の働きを低下させます。
何度も書いていますが、葉酸の不足は
だるい・動悸や息切れなどの鈍い不調、また胃潰瘍・十二指腸潰瘍、舌炎や口内炎を起こしやすくなり
さらには動脈硬化が起こりやすくなります。
葉酸はただでさえ体内に集めにくいビタミンであるのに、さらに喫煙や飲酒で葉酸の働きを低下させてしまっては、ほとんど体内にないも同じだと思いませんか?
(※もちろん、イメージ的な問題で体内にまったくなくなるわけではないですが^^;)
ただしアスピリンは流産の危険性を回避するとも言われており、不育症の女性が常用する薬でもあります。
妊娠中、なんらかの理由でアスピリンを飲んでいるという方は、葉酸は時間をずらして摂取するほうが良いようです。
アスピリンの血中濃度は2時間後がピークなので、その時間帯からずらして葉酸を取るほうが良いでしょう。
最近の医学研究の進歩はすばらしいもので、葉酸は動脈硬化の危険因子となるホモシステインの生成を抑制することもわかってきています。
ホモシステインとはアミノ酸の一種で、この危険なアミノ酸を、葉酸が血液中のコレステロール値を下げるアミノ酸・メチオニンに変換する反応を助ける働きあることが明らかになっているのです。
男性であれ女性であれ、もしあなたが高血圧症状にお悩みであるなら、葉酸は必要な栄養素だと感じますよね。
とはいうものの、いくら体に良いと言っても一回の食事で食べられる野菜やレバー類の量は限られています。
毎日3度の食事にほうれんそうやレバーなど、葉酸を多く含む野菜を取り入れたとしても一日に取りたい葉酸の量は、おそらく予想以上に少なくなるでしょう。
葉酸をサプリメントで摂取できたら、無理なく一日に必要な量がすぐに入ります^^
飽きやすい野菜やレバーを手を替え品を替えて調理もしなくていいですし、錠剤を水と一緒に飲むだけです。
こんなに楽なことはありませんよね☆
近い将来、葉酸は老若男女関係なく、もっとも身近な栄養素として私たちの生活に溶け込んでいるのかもしれません。
こういった点を踏まえて、お子さんのためだけではなく、自分自身のためにもなる葉酸サプリメントを選んでみてくださいね。
⇒Amazonで葉酸サプリメントをチェックする
この記事へのコメントはありません。