三匹のこぶたが正当防衛を主張!?NHK Eテレの【昔話法廷】がシュール過ぎてTwitter民もハマってる!!
昔話の登場人物が訴えられた!?
何ともシュールなこの裁判。
一度見たらハマること間違いなし!!
こんにちは、スマクラのマリコです☆
少し前には大きく取り上げられていた裁判員制度。私の周りでは裁判員に選ばれたって話を全く聞きませんが…
今回ご紹介するのはNHK Eテレの【昔話法廷】と言う番組です。
夏休み中の子ども向けに、裁判員制度を学び様々な角度から物事を見る力をつけることが目的の作品なのですが…
見た目シュール過ぎ!
一瞬ビビって内容入ってこないw
と、Twitterでもかなり話題になってます。
三匹のこぶた裁判まとめ
今日までに、三匹のこぶた、カチカチ山、白雪姫の3つの裁判が終わりました。
今回は、初回に放送された三匹のこぶたについてまとめてみました。
概要
被告人は三兄弟末っ子のこぶた。
煙突から侵入したオオカミを沸騰した鍋の中に転落させ、フタをして閉じ込め殺害した罪に問われる。それは、突然襲ってきたオオカミから身を守るための正当防衛だったのか?それとも、周到に準備をした上での計画的犯行だったのか。
起訴状
検察側の主張
オオカミに食べられそうになった被告人が、
食べられる前にオオカミを殺そうと決意。
被告人自ら自宅にオオカミをおびき寄せた。
あらかじめ自宅の戸や窓を塞ぎ、オオカミを煙突から入るように仕向けた。
煙突の下で、大きな鍋にお湯を沸かし、
オオカミが転落したのを見て鍋にフタをする。さらに、上におもしを乗せてオオカミを死亡させた。
これは、刑法199条の殺人罪に当たると主張。
被告人の主張
オオカミを殺してしまったことは認めたが、
自分の身を護るためにやった正当防衛であるとし、無罪を主張。
裁判の争点
トン三郎に正当防衛が認められるかどうか。突然襲われ、身を護るために殺したのなら無罪。計画的におびき寄せて殺したのなら有罪となる。
証人尋問
検察側証人・オオカミの母親
息子が晩御飯の時間になっても帰ってこない。部屋のカレンダーを見たら
『3時 豚肉パーティー トン三郎の家』と書いてあった。
被告人のトン三郎の家へ向かう母親。
家には入れなかったが、窓から中を覗くと大きな鍋の中で息子かぐったりしているのが見えた。
トン三郎の部屋のテーブルには、《オオカミのただしい殺し方》という本が置いてあった。
弁護側・反対尋問
被告弁護人の主張
テーブルの上にあったのは『オリガミのたのしいおり方』という本だった。
オオカミの母親がやってきたのは夕方の6時頃。陽が落ちて森の中は薄暗く、家の中に明かりはついていなかったため見間違えたのではないか。
カレンダーに書かれた内容については、仮にトン三郎がオオカミをパーティー呼んだとしても、『豚肉パーティー』という言い方はしない。
カレンダーの記述は、オオカミがトン三郎を食べに行く、という意味だったのではないかと主張。
証人尋問
弁護側証人・トン一郎(三兄弟の長男)
オオカミは突然襲って来た。
そしてトン一郎、トン二郎(次男)の家を吹き飛ばした。
トン一郎とトン二郎は、トン三郎の家に逃げ込み、あわてて戸や窓に板を打ちつけた。
だが、オオカミは諦めず、煙突から入って来ようとした。
「食べてやる!」と叫んでいた。
トン一郎とトン二郎はとっさに隣の部屋に逃げ込んだが、トン三郎は、腰が抜けて逃げ遅れてしまった。
検察側・反対尋問
検察
トン三郎が鍋の蓋の上に置いたおもしの石を証拠品として提出。
直径1メートルはある大きな石で、トン一郎も1人で持ち上げるのがやっとという重さ。
そんな重い石を、腰を抜かしたトン三郎が素早く鍋のふたの上に置くことは不可能。
本当は3人で計画、協力し、オオカミを殺害した可能性を示唆。
トン三郎が鍋にフタを置いたところに、トン一郎とトン二郎が石を置いたのではないか。
トン一郎はこれを否定。
被告人質問・弁護側
被告人・トン三郎
オオカミが煙突から家の中に入ろうとしていると知り、腰が抜け、もうダメだとあきらめていた。
しかし、その時、オオカミが足を滑らせて鍋に落ちた。それで慌てて鍋にフタをした。
オオカミが出てきたら食べられてしまうと思い、必死で押さえ続けた。
しばらくしてふたを開けると、オオカミは死んでいた。助かった!と思った。
被告人質問・検察側
検察
被告人は、板で戸や窓は塞いだのに、煙突を塞がなかった。それは、被告人がオオカミを煙突に誘導したのに他ならない。
煙突の中は油がこびりついており、オオカミを誘い込みさえすれば、足を滑らせて鍋の中に落ちると分かっていた。
さらに、証拠品として、被告人が犯行に使用した鍋を提出。
鍋は、オオカミの身体がまるまる入るほどの大きさ。被告人がこの鍋を購入したのは事件の3日前。しかも、犯行当時は食事時でもないのに大量のお湯が沸騰していた。
被告人の計画性を主張。
被告人・トン三郎
大きな鍋を買ったのは2人の兄と暮らすことになったから。ブタは沢山食べるので、大きな鍋が必要。鍋でお湯を沸かしていたのは、
部屋が乾燥しないように1日中鍋にお湯を沸かしっぱなしにしている為と主張。
最終弁論
検察側
トン三郎が事件直前に大きな鍋を購入していたことや、犯行時にお湯を沸かしていたことから、オオカミをおびき寄せて殺したことは明らか。
これは計画的犯行であり、有罪。
被告弁護人
トン三郎が、身の危険を冒してまで恐ろしいオオカミをおびき寄せるはずがない。
突然襲って来たオオカミから自分の身を護るためには殺すしかなかった。
これは正当防衛であり、無罪。
(参照NAVERまとめ)
……と、ドラマはここで終了します。
そう、番組内で判決が述べられることはありませんでした。
この結末に対しTwitterもざわつく
録画した昔話法廷を観た。三匹のこぶた裁判。オオカミを殺したこぶたは殺人(狼)罪で有罪か正当防衛で無罪か。シュールで突っ込みどころ多いけど、今までと違う側面から物語を考えられる。それと、裁判の流れがわかりやすい。誰でも裁判員に選ばれる可能性があるから観て損はない。 #Eテレ
— ハル (@haru_eu) August 11, 2015
昔話法廷。三匹の子豚は正当防衛だと思うな。煙突塞いだら生活難しいと思うし、湯気でオオカミも下の状況がわかっててそれでも降りてきた理由があるはずだし。
— 明子 (@147P) August 11, 2015
オオカミを殺害した三匹の子豚の罪を問う昔話法廷おもしろすぎる。NHKすげーー pic.twitter.com/Ld5IWQG1AR
— Arai Kaoru (@araikaoru) August 10, 2015
昔話法廷おもしろす。三匹のこぶた裁判。 でもママンが作ったメシがあるのに生ブタ食べようとして2つも家吹き飛ばす時点でオオカミ極悪だし、そっから三男の家まで来るとかやっぱり怖すぎなんじゃ…。家に入れてもらえないからって普通煙突から入らないしな…。ということで、私は概ね正当防衛派。
— のし (@noshi6_6i) August 10, 2015
録画してた昔話法廷観た たとえ豚の計画的犯行だったとしてもオオカミ悪いやつだから無罪でいいだろ!とか思いそうになっちゃう自分に驚いた おもしろかった
— かめ (@kamei_maru) August 10, 2015
この法廷ドラマの特徴は、最後に判決が出ないことです。判決を下すのは、それを教室で観た子どもたちです。一人一人が「裁判員」として、争点は何か、被告人はなぜ罪を犯したのか、証拠は信用に足るのか、どれぐらいの量刑が妥当なのか、登場人物の言い分をもとに議論を交わしていきます。
裁判員の体験を通して、子どもたちが裁判員制度の意義を学ぶのはもちろん、心情を把握する力、さまざまな側面から論理的に考察する力、考えを適切に他者に伝え合いディスカッションする力を身につけることが、番組のねらいです。
(NHK Eテレ 公式サイトより引用)
実際に私も見たのですが、
まず昔話で裁判…って発想が凄い☆
しかも有名な話ばかりだから、感情移入もしやすい。
正直かなり面白いです。
見逃してしまったあなたに朗報!!
「三匹のこぶた」裁判
8月21日(金) 午後11時25分~(再放送)
「カチカチ山」裁判
8月21日(金) 午後11時40分~(再放送)
「白雪姫」裁判
8月28日(金) 午後11時30分~(再放送)
既に再放送が決まってます((´∀`))♪
要チェックですよ!!!
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