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「英雄時代」が見放題 – Hulu あらすじ

ネットで話題

 

こんばんは、スマホクラブの きよてつ です。

今回の記事は英雄時代

 

 

 

制作スタッフ

監督
ソ・ウォンヨン、パク・ホンギュン

作家
イ・ファンギョン

■放送期間

2004年7月5日 – 2005年3月1日

放送局・放送日時

韓国MBC

概要

“漢江の奇跡”と呼ばれた韓国の経済成長を、
その真っ只中にいた企業家たちの人生を通して描く。
貧しい農家の長男に生まれたテサンは、
幼い妹の治療代を稼ぐため家出した...。
人気女優ハン・ヘジンがチャ・インピョの妹役で出演。

話数

全70話

全体のあらすじ

韓国政財界が政治資金疑惑で揺れる中、
韓国屈指の財閥である世紀グループにも検察の捜査が及び、
連日厳しい取調べを受けるチョン・サグク会長が
グループの行く末を案じて、
自社ビル18階の執務室から飛び降り自殺した。
彼の葬儀に集まった人々は、
今日の財閥の基礎を築いた創業者チョン・テサンを回顧し、
チョン・テサンが通り抜けてきた時代を思い浮かべる。

各話あらすじ

第1回
韓国で一、二位を争う大企業・世紀グループ
会長チョン・サグクが投身自殺を図り死亡する。
折しも汚職問題で検察の取り調べを受けている最中のことであった。
世紀グループは朝鮮戦争後、
韓国経済を発展させた最大の功労者、
ニュースが広まるや全世界に激震が走る。
世紀グループ創業時代からのメンバーで、
今や世界を股にかけて活躍するパク・デチョル議員は、
グループ創設者チョン・テサンに思いを馳せる。
聴聞会でも歯に衣着せぬ答弁をする
チョン・テサンは最後まで不屈の、闘う男だった。

第2回
1930年、江原道通川(カンウォンドトンチョン)。
チョン・テサンは、家柄はよいが貧しい家庭の長男。
祖父から学問を受け、
さらに夜学に通いながら家業の畑仕事を手伝う、
賢く心優しい少年である。
15歳のテサンは病気の妹テスクを医者に診せる金を稼ぐため、
幼なじみのチュンサム、インギュと共に出稼ぎに出る計画を立てている。
家出当日、テサンは祖父母にも両親にも黙って、
幼なじみで初恋相手のソソンに見送られながら、
インギュとチュンサムと共に汽車に乗り込むのだった。

第3回
テサン達はチュンサムの叔父を頼って元山(ウォンサン)に着くが、
叔父は朝鮮を離れ北間島(プッカンド)へ行くという。
自力で働き先を探すテサン達は、
鉱山現場の肉体労働に就くことになった。
落石事故による死傷者も多く、
大人の男でも根を上げるという過酷な現場である。
テサンはそこでひとりの男イに出会う。
イは、厳しい労働にも愚痴をこぼすことないテサンに感心し、
親しくなっていく。
テサン達が働き始めて1週間、
故郷の通川では父がテサンを捜すために家を出発していた。

第4回
夜間の現場で頭にケガを負ったテサンは、
イの助けで治療を受けることができた。
イは実は抗日運動家のソン・ドンミン。
警察に追われてテサンを助けたその足で現場を去っていく。
1週間分の給料を手にしたテサンだが、
妹の治療費にはまだ足りず、
母と嫁の迎えで帰郷したインギュと別れて、
チュンサムとふたりで次の現場を探す。
山の現場に着いたテサン達は偶然、
ソン・ドンミンと再会し、共に働くことになった。
テサンは様々なことをソン・ドンミンから学ぶ。

第5回
ソン・ドンミンはついに警察の銃弾に倒れてしまう。
一緒にいたテサン達まで連行されそうになるが、
父の迎えで辛うじてテサンだけは助かった。
チュンサムは抗日運動家だった父の名を知られて連行されていった。
折しもテスクは危篤状態、
テサンが連れてきた医者も手の施しようがなく、息を引き取る。
父も耕していた土地を取り上げられてしまい、
テサンは京城(キョンソン)に出て簿記を勉強すると決意、
幼なじみのソソンに指輪を渡して将来を約束しあうのだった。

第6回
パンソリの名人であったソソンの父が亡くなった。
天涯孤独となったソソンは、
料亭の女将パク・ボサルに引き取られる。
テサンは必ず迎えると誓って京城へ旅立った─。
4年後、強く逞しい青年に成長したテサンは
インギュと共に仁川(インチョン)の港で働いていた。
きつい労働の休憩時間も本を読んで学んでいる。
仕事の減ってきた仁川を離れて
再び京城へ着いたテサン達は、
幼なじみのチュンサムと再会する。
一方、美しく成長したソソンも
京城でテサンとの再会を夢見ていた。

第7回
日本統治下の京城。
簿記講習所のヨシダと再会したテサンは、
米屋の経理の仕事を紹介される。
一目で米屋の店主クォンに気に入られたテサンは、
その日から働くことになった。
その一方、奇しくもソソンは同じ京城の一流料亭で、
パンソリ名人の芸妓として名を馳せながら、
テサンを一途に待ち続けていた。
ソソンを贔屓にしているグク・テホは大地主の末子で、
京城で事業を始める決意をする。
テサンはひょんなことから、
ソソンを引き取ったパク・ボサルの居所を知る。

第8回
念願の再会を果たしたテサンとソソンは
再度将来を誓い合い、一夜を共にする。
ソソンの養母パク・ボサルに反対されるが
ふたりは幸せの絶頂だった。
テサンは米屋の仕事に打ち込む。
瞬く間に帳簿を刷新し店も整頓し、
力仕事も厭わないテサンを見込んだクォンは、
京城一の実力者で金貸し業を営む
カン・ユングンにも紹介したいと考える。
テホは父の紹介でカンに事業の相談をする。
カンの勧めで友人と共同で始めた精米所は順調で、
テホは事業を拡大しようと計画する。

第9回
テサンは、米の配達がてら
カン老人に出会い大人物と認められ、大いに見込まれる。
それを聞いた米屋のクォンは、
店の経営をテサンに任せることにした。
テサンはたちまち売上を5倍に伸ばし、
インギュとチュンサムを雇い入れる。
クォンはカン老人の勧めもあって、
テサンに店を譲ることを決意した。
カン老人は無担保で店の買い入れ金をテサンに貸し付ける。
テサンはさらにカン老人から、テホを紹介される。
その夜テホはテサンを行きつけの料亭へと案内する。

第10回
テサンがテホに連れられていった料亭はソソンの働く朝鮮館だった。
テサンの事業に関するアドバイスは、テホを大いにうならせる。
テホはそれに従い運送業にも乗り出して成功を収めた。
テサンは米屋を正式に譲り受ける。
知らせを聞いた故郷・通川の両親は大喜びするが、
同時に芸妓のソソンと結婚すると聞いて猛反対、父は上京を決意する。
一方カン老人も、密かにテサンに想いを寄せる次女ヘヨンの名は伏せたまま
縁談を申し込むが、テサンは固く断った。

第11回
テサンの父が上京、身分が違うとソソンに結婚を諦めるよう諭す。
涙を流して断るソソンだが、
最後にはテサンのために身を引くと答えた。
テサンはそれを聞いてソソンに会いに行くが彼女の決意は固い。
長男としての責任とソソンへの気持ちの板挟みに苦しむテサン。
さらに日本と中国が開戦、
米が配給制になり、米屋を閉じることになる。
一方、銀行の融資で農地を買い占めていたテホも、
戦争で融資が中止され一夜にして破産してしまう。
テホは中国へ旅に出る。

第12回
日中開戦の影響で米屋は廃業、
その上ソソンとも別離を余儀なくされ、
テサンは失意のどん底だったが、
米屋の顧客の勧めで自動車修理工場を始める。
資金も人材も確保したが修理技師達はクセ者揃いで
テサン達は手を焼くことになる。
一方、倒産したテホは満州にいる旧友を訪ねて市場調査をしていた。
上海、北京、香港と足を伸ばしたテホは韓国に戻り、
私財を投げ打って製麺工場を設立する。
その頃、故郷・通川ではテサンの婚礼の準備が着々と進んでいた。

第13回
テサンが通川で婚礼を上げる一方、
ソソンはテサンに黙って男児を出産していた。
パク・ボサルに促され、泣く泣くテサンの妻ヨンスンに
男児イルグクを託すものの、
打ちひしがれたソソンはひとりさまよったあげく、
旅芸人の一座に入った。
製麺工場が大当たりしたテホは
100人の妓生をあげて3日間豪遊する。
京城一の修理技師パク・イルも加わり、
テサンの自動車修理工場もようやく軌道に乗ってきた。
だが、焚き火の不始末から自動車工場が火事になってしまう。

第14回
修理工場を全焼させたテサンは、
警察の取り調べを受ける。
預かっていた数多くの高級車やトラックも
失って多大な賠償金を負い、従業員達も次々に辞めてしまう。
テサンは車の持ち主一人一人に謝罪に行き、弁償を約束する。
誠意が通じ、警務局長や和信百貨店社長のパク・フンシク社長をはじめ、
持ち主のほとんどがテサンを信用した。
またイルの紹介で修理技師も入ってきて、
仮設建物で工場を再開できた。
さらにテサンはカン・ユングンに借金の増資を頼みに行くが……。

第15回
ユングンから賠償金と当面の運営資金を借りることができ、
修理の依頼も次々に入り仮設工場も活気づいてきたが、
警察によって工場の運営許可が取り消されてしまう。
鐘路(チョンノ)警察保安課課長ゴンドウは、
テサンの必死の訴えにも頑として許可を与えない。
テサンは朝に夜にゴンドウに会いに行き粘った末にようやく許可を取り付ける。
そんな中ヨンスン懐妊の知らせを受け、テサンの両親が上京。
一方、製麺工場も順調なテホは友人達と共に、酒造業に着手する。

第16回
1944年夏、太平洋戦争の真っ直中。工場が火事になってから6年、
テサンの修理工場は物資不足に悩んでいたが、
経営は順調でユングンに借りていた金も全額返済することができた。
大邱(テグ)のテホは、成功した事業家として次の展開を思案している。
一方、旅芸人一座のソソンは肺病を病み、行き倒れ寸前で尼僧に助けられる。
そんな中、テサンの修理工場が日本人の工場に
強制的に合併されるという知らせが入り、
テサン達に戦争への徴用令状が届く…。

第17回
テサン達は徴用逃れのため、
軍需産業である金東(クムドン)鉱山での仕事を
ミン社長から得ることができた。
ユングンの助力があったためだ。
テサン一家にインギュ一家、
チュンサムら全員が遠く離れた鉱山へ引っ越すことになった。
テサンの妹テヒとパク・イルも鉱山で婚礼を上げることが決まった。
テサンは、京城に戻ったソソンに会い別れを惜しむ。
引越当日、ソソンは我が子イルグクにこっそりと会いに来る。
苦労して着いた鉱山では、前任者達の激しい反抗が待っていた……。

第18回
鉱山に着いたテサン達は早速、
前任業者の荒くれ者達から激しい抵抗を受け大乱闘となる。
だが現場の労働者達は、テサンの腕っ節と気前の良さを知るとすぐにうち解ける。
ソソンは李王職雅楽部に入り、ミン社長の後ろ盾も得て歌の道を歩み始めた。
運送権を担保に前任者に金を貸していたカン・チョルグンは、
どんなことをしてでもテサンから運送権を取り戻して金を返せと前任者に迫る。
追い詰められた前任者は、30人もの腕利きを引き連れてテサン襲撃を計画していた……。

第19回
襲撃を受けたテサンはひとり死闘を繰り広げていた。
テサンの体力も限界に近づいたその時、
現場の労働者達が助太刀に現れ、襲撃者達は退散する。
その後テヒとイルの結婚式も行われ、鉱山の仕事も順調に進んでいた。
テサン達が鉱山に引っ越して半年が経った。
テホは日本に滞在し戦況や市場を調査している。
ソソンはミン社長の薦めでレコードを製作した。
そんな折り、テサン達に徴用の通知が届く。
運送権を狙うカン・チョルグンの差し金だった……。

第20回
鉱山がミン社長から日本人の手に渡り、
現場長として日本の軍人が就任する。
運送権を渡さなければ徴用する、と脅されて窮地に陥るテサン。
現場長に暴行を働いて警察に追われる羽目になったテサンは、
臨月のヨンスンを残しひとり京城に戻り、ユングンの家に身を寄せる。
チョルグンに昔の貸しがあるユングンは、根回しをしてテサンを救う。
運送権は手放すが、徴用もされず暴行罪も罪に問われないという。
テサン達は皆で鉱山を引き上げることになった。

第21回
テサン達が鉱山を引き上げた直後、朝鮮解放のニュースが入る。
引き上げたばかりの金東鉱山はソ連の占領下となり、
38度線をはさんで南はアメリカの占領下となるという。
解放に沸く国民だが、同時に右派左派の争いも激しくなり各地の治安は荒れる。
テサンは故郷・通川で祖父母の葬儀を済ませ両親や日本から帰国した弟テイルも含め、
一族で京城改めソウルに上京、世紀自動車工業社を立ち上げた。
一方、テホも大韓物産公社を創業する。そんな折り、ユングン宅に強盗が入る……。

第22回
過激派の凶弾に倒れたユングンはテサンとヘヨンに看取られながら息を引き取った。
ヘヨンは父の金貸業を継ぐ。
一方、料亭廃止となり朝鮮館も店をたたむが、
ソソンはパク・ボサルと静かに暮らしながら歌手として活躍している。
テホは暴動で大邱の製麺工場は手放すが、貿易会社は順調で海外にも進出する。
韓国国内ではアメリカ軍統治が終わり李承晩(イ・スンマン)政権が発足しつつある。
テサンの工場も部品不足に苦しみながらも、
アメリカ軍や官庁など新しい顧客を得て順調に回っている。

第23回
解放から3年が経った。
修理工場も順調だが、テサンはより規模も収入も大きい土建業に進出しようと決意、
周囲の不安や反対を振り切って世紀建設を立ち上げる。
新聞記者テイルの助けを借り経験者の教えを請い、土建業を一から勉強するテサン。
テホの会社も今や韓国で三本指に入る貿易会社だ。
そんな折り、反民族行為特別調査委員会が発足、
日帝時代に富を得た事業家達が次々に拘束される。
和信百貨店のパク社長、チョルグン、さらにテサンも逮捕される。

第24回
テホは自国に産業を興そうと、肥料工場建設の計画を立てる。
一方テサンは政府の工事の仕事獲得に余念がない。
入札書類は完全なのだが土木局のキム次長は受け付けない。
テイル記者の力を借りてキムから話を聞き出すと、賄賂を要求される。
業界の常識を知りテサンはようやく入札を許可された。
だが既存建築業者チョルグンは、テサンを襲って入札から手を引かせようとする。
そんな中、長男イルグクが偶然、実の母ソソンのことを知って家を出る。

第25回
ヘヨンは日本人払い下げの家屋買い上げに莫大な資金を投資していたが、
詐欺だと知り愕然とする。
テホは李承晩大統領に面会して肥料工場建設の許可を得る。
ソソンはイルグクに会い心乱れるが、毅然と家に送り返す。
そして、テサンは闇討ちにあい大けがを負うが、正々堂々と入札を済ませ、
麗水(ヨス)の工事を獲得、早速出発する。
麗水で工事が進む中、済州島の暴動鎮圧のための軍隊による反乱が起きる。
チョルグンの奸計でテサンは共産主義者として軍に逮捕された。

第26回
テサン死刑のニュースはソウルを巡り家族達やソソンに衝撃を与えるが、
テイルの素早い対処で、間一髪助かった。
だがそのショックで心臓が弱っていたテサンの父が死去、母も寝込んでしまった。
四男サグクが産まれ、麗水の工事で信用を得た世紀建設は仕事も増え新たな人材も採用し、
テサンは事務所を新たにした。
テホは経済使節団として渡日、韓国に工場建設するための調査をしている。
時に1950年、38度線が破られて朝鮮戦争が勃発した。

第27回
1950年6月25日。北朝鮮の人民軍が38度線から南進、朝鮮戦争が勃発した。
ソウルは南に逃げる人々や車で溢れかえっていた。
テサン一家らも病床の老いた母と身重のテヒとパク・イル夫妻を残してトラックに乗り込む。
ソソンはイルグクを案じてテサンの家に向かい、テヒ達と共にテサンの母を看病する。
漢江(ハンガン)の橋が落ち、
逃げ遅れたテホは運転手ファンの助けを借りて自宅地下に隠れる。
ヘヨンは、クォンが人民軍に連行されてひとり残されてしまう。

第28回
避難中のテサン一行は、はぐれたイルグクを必死に捜すが、
激化する空襲を逃れて仕方なく先を急ぐ。
後に見つかったイルグクは、避難民の中にソソンの面影を見て追ったと語り、
テサンを愕然とさせる。
ソウルに残ったテサンの母はソソンとテヒ達に看取られて息を引き取った。
葬儀後、テヒ達と別れて、ソソンはテホ一家と合流する。
テサン一行は臨時政府の所在地である釜山(プサン)に着き、
英語の堪能なテイルの働きでアメリカ軍相手の工事を得ることができた。

第29回
テサンは釜山に世紀建設を立ち上げる。
求職者が列をなし、カン・チョルグンまで頭を下げて仕事を求めてきた。
ヘヨンはやっとのことで釜山に辿り着き、
パク・ボサルの運営する孤児院を訪ねてそこで仕事を手伝うことになった。
国連軍が仁川から上陸しソウルが奪還されるが戦況は膠着状態。
ソウルの大韓物産は廃墟同然となっていたが、
テホはそこで仲間に再会し大邱に避難することになる。
ソソンはミン社長に紹介された慰問団に入ることを決意する。

第30回
アメリカ軍から倉庫の保管業と海運業を任された世紀は、
人員も増え工事の規模も大きくなる。
ヘヨンは父の遺産を元手に両替商を始める。
大邱のテホは、ドンホから贈られた酒造所の利益3億ウォンで事業を再開、
大韓物産の仲間達と共に釜山に行き、くず鉄輸出業に着手する。
ソウルが奪還されたと聞いたテサンは両親の墓参りに行く。
ソウルの被害は甚大だが、テサンはそこにチャンスを見てとった。
ソソンは慰問団として旅立つ前日イルグクに会い別れを惜しむ。

第31回
国軍慰問公演中のソソンはミン社長に、戦争が終わったら結婚すると告げる。
ヘヨンは両替業に加えて金貸し業にも乗り出し、釜山で有数の金貸し業者となっていた。
テサンの世紀建設はアメリカ第8軍の独占契約権を獲得し、
テホの大韓物産もくず鉄業が大当たり、
ふたりは料亭で再会を果たす。
ソソンのいる慰問団は、各部隊から引っ張りだこで夜間の移動を余儀なくされ、
共産ゲリラの襲撃を受ける。
知らせを受けたテサンはイルグクを連れて病院に向かう……。

第32回
アメリカ軍の飛行機でソソンの収容されている病院へ向かうテサンとイルグクは、
ソソンの死に目に立ち会うことができた。
テサン父子は遺骨を川に流す。悲しみから立ち直ったテサンは、
これまで以上に仕事に打ち込み、
会社組織を大きくする。
テホはくず鉄輸出を整理して、幹部の反対を押し切り念願の製造業の準備を開始する。
1952年ソウル。
テサンは他の建設会社全てが無理だと断ったアメリカ軍の無理な工事を請け負う。
そして、テホは砂糖工場建設を決意する。

第33回
テサンは、ボイラーと洋式トイレを備えた大統領宿舎の建設と国連墓地の芝生造成を
1週間以内にという工事を請け負う。
テホは工場用地の確保に苦労する。持ち主の老人が頑として土地を売らないのだが、
テホが半月印のうどんの製造者だと知るや、土地の売却を承諾。
ヘヨンに資金を借り、設備と原料の輸入、技術者の手配など着々と準備を進めるテホ。
テサンは自ら洋式便器を探し出し工事を終わらせ、
洛東江(ナクドンガン)の麦畑を買い入れて墓地の芝生問題も解決させた。

第34回
テホは日本人技師の入国許可を得ることができず、
日本で教鞭をとっていた韓国のユン教授を招く。
テサンは休戦後にアメリカ軍の工事が減ることを鑑みて
政府発注の高霊(コリョン)橋復旧工事の契約を結ぶ。
橋梁工事は未経験の世紀建設は、
ベテランのチェ・ピルを常務として雇い入れ、全社挙げて向かうが、
物価上昇の激しい時期に一括契約を結んだために着工前から赤字が見込まれるという。
さらに機材の不足、資材価格の高騰、天候の悪化、作業員の反抗と悪条件が重なる。

第35回
世紀建設は、高霊橋工事中、川の増水で半年かけて建てた橋脚が流された上、
作業員ふたりを亡くしてしまう。
資金も資材も底をつき、
発注者の政府担当者までが工事の中止を訴えるが、テサンは契約に固執し、
資金調達にインギュと共に釜山へ向かう。
テサン、テヒ、インギュの家を処分しても資金は足りず、
取引銀行からも緊急通貨措置のため融資を断られる。
一方、工場が完成し、マスコミを呼んで砂糖製造の試運転するテホだが、
砂糖は出ず、機械が爆発してしまう。

第36回
テサンは生活費も子供の薬代も残さずに作った資金を全て工事に回してしまう。
一方、釜山のテイルの元に光復洞(クァンボンドン)の金貸し業者から
1千万ファンを貸すと連絡が入る。
陰ながらヘヨンが手を回したのだ。テサンは雨でも夜でも突貫工事を強行する。
時は1953年、朝鮮戦争が休戦となった。
テホは度重なる失敗にも負けずに、7回目の試運転でついに砂糖製造に成功し欣喜雀躍する。
一方、ようやく橋脚が出来た高霊橋工事だが、度重なる増水で再び全てが流されてしまう。

第37回
資金調達のため釜山に車を走らせるテサン。
テイルは再び光復洞を訪ね追加融資を頼むが、ナンチョに断られる。
テホの砂糖工場は順調で工場を増設、さらに新たな事業毛織工場の計画を発表する。
世紀建設は他の事業の利益をすべて高霊橋に注ぎ込んでいる状態だが、テサンは諦めない。
銀行や資材会社を回るが全て拒否され絶望したテサンに、光復洞の社長が会いたいという。
テサンを待っていたのはヘヨン、そして口座には既に3千万ファンが振り込まれていた。

第38回
ヘヨンの長年の想いを聞いたテサンは、彼女と一夜を共にする。
アメリカの対外事業資金援助で毛織工場を建設するテホだが、
最高の性能にこだわってアメリカの圧力にも屈せずドイツ製の機械を導入する。
高霊橋もほぼ完成し世紀建設の経営もようやく軌道に乗り、テサンはソウルに戻る決意をする。
1954年、大韓物産も世紀建設もソウルに本社を置いている。
高霊橋の竣工式にはテホも駆けつけ祝福する。
ヘヨンはテサンの息子を出産、ヨンスンに託された。

第39回
1961年5月16日未明、朴正煕(パク・チョンヒ)をリーダーにした
軍部によるクーデターが勃発。
今や韓国一の建設会社社長であるテサンは、家庭でも絶対君主である。
アメリカ留学から戻ったばかりの長男イルグクを、
家族の反対を押し切って現場の作業員にする。
テサンは、軍事革命委員会によって不正蓄財者として拘束される。
一方、大韓物産は韓国一の収益をあげておりテホも不正蓄財者第1号として手配されるが、
クーデター勃発時に日本へ出張中であった。

第40回
テサンと会見する朴正熙は、テサンが自分と同じ貧農出身だと知り好意を抱き、
経済自立への協力を依頼して身柄を解放した。
テサンは朴の自給自足政策を知り、悲願のセメント工場設立に着手する。
イルグクは慣れない肉体労働で足にケガをしてしまう。
日本に滞在中のテホは情勢を鑑みて、韓国へ戻る決意をする。
軍事革命委員会を国家再建最高会議に改称して自ら議長となった朴正熙は、
中央情報部長・金鐘泌(キム・ジョンピル)に命じて、
空港に到着するテホの身柄を拘束させる。

第41回
テホは朴正熙と会見、経済再建のためには企業家の協力が不可欠だと説く。
その進言によって、
不正蓄財者として拘束されていた企業家達は巨額の罰金を課された上で釈放された。
真面目な勤労大学生パク・デチョルは、栄養失調で倒れる。
テホは朴の勧めで企業家の協会、経済再建会議を設立して会長となり、
経済開発5カ年計画の再考、
罰金を会社の株で払うこと、借款を受けることなどを政府に進言する。
テサンはセメント工場設立を発表、政府に許可を申請する。

第42回
料亭に招かれたテサンは朴正煕と意気投合する。
テホは企業人団体の代表として、借款を申し込みに渡米することになった。
その間、大韓物産は長男のチョルミンが指揮を執るが、
性急なそのやり方のため創業当時の役員達と衝突が絶えず、
また毛織物工場のストライキに対しても幹部の反対を押し切って
解雇など強硬な対応に出てしまう。
そんな折、アメリカ国務省が、民政委譲を要請しながらも、
革命政府を支持する声明を出し、朴政権は対外的にも認可された。

第43回
朴正煕は対日請求権を見込んでの日韓国交正常化にあたって、
中央情報部長・金鍾泌(キム・ジョンピル)に全権を与える。
テサンは建設許可の下りる前に、丹陽(タニャン)で悲願のセメント工場建設に着工、
仁川の現場で働いていた長男イルグクを正社員として呼び寄せた。
一方、大韓物産のチョルミンは毛織物工場を閉鎖、大きな問題となる。
そして、テホは韓国に工場団地を建設することを条件に、
アメリカから3億ドルの借款をとりつける。
朴正煕は各国歴訪のため韓国を発つ。

第44回
テホは、何かにつけて強硬な長男チョルミンと穏健だが気の弱い次男チョルスンを、
自分の後を継ぐ者として秤に掛け、頭を悩ませる。
朴正煕は日本とアメリカを訪問、経済援助を申し入れる。
学生会長のパク・デチョルは日韓国交正常化に反対する学生たちの指導者役で、
ある夜、中央情報部から尾行され警告を受ける。
セメント工場の建設許可がようやく下り、
西ドイツからの借款2,500万ドルのうち450万ドルが割り振られ、
テサンはますます檄を飛ばす。

第45回
朴正煕は、第一次五カ年計画のスタートとして蔚山(ウルサン)に工業団地を建設しようと、
各国代表やテホ、テサンなど企業の代表を招いて起工式を行う。
最高会議の商工課にいるユン大佐は、資金繰りの一環として、
国内の隠し資金を表に出すために
通貨改革をすべきだと朴正煕に進言する。
セメント工場の建設現場で働いていたイルグクは知識も増え、
父テサンに認められて本社勤務となった。
大韓物産の毛織物工場は、ストライキも解除され、次男チョルスンが運営を任される。

第46回
中央情報部長・金鍾泌は、対日請求権をめぐって渡日し、日本の大平外相と交渉を始める。
広報室長の李厚洛(イ・フラク)は、
金鍾泌が証券騒動など数々の不正に関わっているのではと朴正煕に報告、
最高会議を招集するが会議の場は荒れる。
一方、懸念されていた工業団地への投資がいよいよ始まる兆しを見せる。
日本では金鍾泌が3日をかけて交渉を進めて韓国の要求を通した。
朴正煕は極秘で通貨改革の準備を進めていた。
テサンはテホから経済人会議の理事になるよう要請される。

第47回
テホや金鍾泌の反対にも関わらず朴正煕は通貨改革を断行、
急激なインフレで国内中小企業の半数が休業、国内外から猛反発を受ける。
大韓物産の調味料工場建設を依頼されたテサンは、イルグクに資材調達を任せ、
除隊したイグクを現場作業員として働かせる。
調味料工場の大韓物産担当はチョルミン。
通貨危機で不足した財源を埋めるため、役員達の反対を押し切って砂糖の値上げを決定する。
危機を乗り切るため朴正煕は大統領選に出ると最高会議で宣言した。

第48回
朴正煕は軍を退役し、ユン・ボソンに対抗して第5代大統領選に出馬。
屈辱外交との批判を受けて退任・外遊中の金鍾泌に代わり、
金炯旭(キム・ヒョンウク)が中央情報部長につく。
選挙は候補者同士を中傷する泥仕合の様相を呈していた。
イルグクは詐欺で資材資金の7万ドルを騙し取られ、会社にも家にも戻らない。
放送局の開局を間近にするテホはチョルスンを副社長に昇進させ、
三男チョルギュの専門分野である新聞社設立にも着手する。
大統領選挙では開票が始まっていた。

第49回
開票当初は劣勢だった朴正煕は僅差で当選、第三共和国が幕を開ける。
だが選挙を通じて革命政府が行っていた不正の数々が明らかになり、
デチョルら学生たちのデモが激化する。
また国会では財閥と政府がセメント・小麦・砂糖の暴利を貪ったという
三粉暴利事件が問題となり、
大韓物産も糾弾される。
一方のイルグクはイグクの励ましで3日ぶりに家に戻る。
イグクは現場で統率力を発揮しよく働いている。
丹陽ではテサンのセメント工場竣工式が行われた。

第50回
学生運動の取り締まりに全国で戒厳令が宣布、デチョルは指名手配となる。
テサンは海外工事の準備に着手、バンコクに支店を作る。
テホは三粉暴利事件の収拾のため、放送局開局記者会見の場で、
持ち株の半分を処分し公益事業に投じると発表、また新聞社の社長に、
元・法務長官などの肩書きを持つホン・ジョンホを三顧の礼で迎え入れた。
朴正煕はベトナム戦争への派兵をアメリカから要請される。
デチョルは逮捕、拷問の末、裁判で懲役5年の判決を受ける。

第51回
ベトナム派兵問題は車智檄(チャ・ジチョル)らの力技によって国会で強引に可決、
対価としてアメリカから韓国防衛体制の強化への援助や借款などを得る。
また対日協定批准案も同様に可決された。テホは自社の新聞・大韓新聞をいよいよ創刊した。
その頃、中央情報部が証拠は不十分ながらスパイ容疑で一般人を逮捕した、
人民革命党事件が起きる。
世紀建設はタイの高速道路建設工事を落札、
韓国企業として初めて海外の工事を受注し、大喜びする。
デチョルは執行猶予付きで釈放となる。

第52回
朴正煕は、韓国の鉱員と看護婦を西ドイツに送り、その労賃を担保に借款を受ける。
同じように韓国の軍人をベトナムに派兵してアメリカから援助を受け、
そのことに忸怩たる思いを隠せない。
テサンはタイの工事に向けて海外工事部を新設、テヒとイルグクを配属させ、
また新入社員を大々的に募集する。
大韓新聞には帰国したばかりのテホの三男チョルギュが記者として入社する。
釈放されたデチョルは数々の就職試験を受けるが、
成績優秀にも関わらず試験に落ち続けていた。

第53回
デチョルは世紀建設の面接でテサンに気に入られる。
朴正煕はテホとテサンを招き、テホに肥料工場設立を依頼、
“漢江の奇跡”を実現させようと檄をとばした。
調味料工場も竣工したテホはその工事を世紀建設に依頼し、チョルスンに担当させる。
そして、世紀建設も落ちたデチョルは、
反政府運動の前科があるため政府から就職を阻まれていると知り、
大統領に抗議の手紙を書く。
またテサンも入社許可を政府に頼み、デチョルは晴れて世紀建設の新入社員となった。

第54回
タイの高速道路工事は管理官の検査も厳しく、作業員達は反抗的。
その上、イルグクのミスで大量の資材と機械が使い物にならなかった。
テサンに怒鳴られたイルグクは再び失踪する。
テホは肥料工場建設にあたって借款を受けた日本のミツイから機械を購入したが、
その際リベートとして100万ドルを受けることになった。
チョルミンとキム副社長、中央情報部長の金炯旭の密談で、
換金率の高い物品を密輸し2/3を建設資金に、1/3は政治献金することになる。

第55回
テサン自らタイの現場に乗り込むが混乱は簡単には収拾せず、
その上監督官から工事に問題があるため代金を払わないと言われてしまう。
朴正煕政権の第一次五カ年計画も終わり、平均7.8%の成長率などの成果を出す。
テホは元・共和党役員という男から密輸のことで恐喝されるが、
政府も容認していることだと断ると、
マスコミに情報を流され、世間を騒がす大事件となる。
密輸現場にいたチョルスンが逮捕され、テホは朴正煕に援護を求めるが拒否されてしまう。

第56回
テホの命令で、本来は密輸事件に責任のないチョルスンが監獄に入ることになった。
密輸事件は国会でも大問題となり内閣総辞職の事態になった。
すっかり政治家不信となったテホは記者会見を開き謝罪、
大韓肥料の株をすべて国家に献納すると発表した。
イルグクはミスの責任を取らされ碧蹄(ペクチェ)の工場に左遷となった。
一方、肥料工場でめざましい管理能力を発揮しているデチョルは代理に昇進、
混乱続くタイの現場に派遣され、早速問題点を挙げるが……。

第57話
タイの現場にいるデチョルは、監督官からの警告を無視し続ける幹部に不安を抱く。
サッカリン事件はマスコミや野党の攻撃が激しく韓国全土を騒がす大問題となっていた。
朴正煕の大統領選挙を控えて、金炯旭(キム・ヒョンウク)・
中央情報部長は大韓物産を犠牲にすることにした。
献納するというテホの持ち分である肥料工場の株45%に6%上乗せして要求、
3割残っている工事も完工させ、さらにテホに謹慎を命じたのだ。
それらを不承したテホはチョルミンに経営を任せて退くと言う。
碧蹄のイルグクは家を出て渡米しようという妻の願いを長男の責任感から退ける。

第58話
テホがチョルミンに会社を任せて龍仁の別荘に隠居すると聞き、獄中のチョルスンは激怒する。
チョルミンは早速キム副社長を始め、自分と対立する役員達を一掃した。
タイではこれまでの「韓国式」工事法が祟り管理官から工事中断を命じられ、
テサンが収拾に向かう。
インギュやテチャンら幹部は工事を諦めることを進言するが、デチョルは完工すべきたと発言、
さらに作業員の暴動を命がけで止めた姿を見たテサンは、デチョルをタイの責任者に任命した。

第59話
課長に昇進したデチョルは、その統率力でタイの現場を掌握、
監督官とも和解し工事は順調に進み出す。
テスルはソウルに戻ったテサンをイルグクの待遇に関して責め立て、
強引に碧蹄からイルグクを連れ戻す。
ヨンスンはサムグクの心療内科の薬を発見、
またイルグクの嫁エミの体調もすぐれず心配事が続く。
テサンは朴正煕から高速道路建設の見積もりを依頼される。
テホは政治に進出しようと野党の大物に相談するが止められ、
断念する。イグクは婚約者をテサンに紹介した。

第60話
テサンは、高速道路見積もりと、
海外受注部から聞いたベトナムでの浚渫工事入札に取りかかる。
パク・イルを日本に送り浚渫船を探させ、ベトナムの調査を始める。
戦下のベトナムでは欧米は消極的で最大の競争相手は日本の会社だという。
テスルは企画室でイルグクの教育を始める。
出所したチョルスンは資格停止5年、チョルミンはテホから言われ
た新規事業の電子産業を手伝わそうとするが、拒否される。
イグクは家族皆に祝福され結婚式を挙げた。

第61話
朴正煕は自らヘリコプターに乗り込んで高速道路予定地を視察、
東西南北に伸びる10カ年建設計画を立てるが、国会で猛反対される。
ベトナムでは現場に特殊部隊を派遣するという世紀の条件が功を奏して
日本の会社に勝って浚渫工事を取り、テサンらは大喜びする。
テホはチョルミンに任せたが失敗しそうな電子事業の準備をして、
チョルギュを理事に任命、事業を本格的に学ぶよう命令をする。
チョルスンは、チョルミンに追われた幹部に唆されクーデターを企む。

第62話
高速道路工事のためタイから呼ばれたデチョルは、
西氷庫の重機工場にイルグクと共に配属され、
早速旧態依然とした工場の管理体制の見直しに入るが、古参の技術者と衝突する。
時は1968年、北朝鮮の特殊部隊30余名による青瓦台(チョンワデ)襲撃事件が起きる。
未遂に終わり逮捕された少尉は朴正煕暗殺を謀ったと発言、
朴正煕は激怒して北進を宣言するが……。
チョルスンはチョルミンだけでなく父のテホまでも陥れる
外換管理法違反などの証拠書類を手に入れる。

第63話
末期ガンと宣言されたエミは自宅療養、サムグクも重度のうつ病と診断される。
テサンは案じつつも他の建設会社社長達と共に高速道路の起工式に出席、
工事が始まると世紀の担当地区に簡易ベッドを入れて泊まり込む。
デチョルは重機を勉強するためひとりでブルドーザーを解体・組立、
さらに隣接するレミコン工場とのトラブルに一歩も引かず、
当初は反抗的だった技術者達の信頼を徐々に得ていく。
チョルスンは青瓦台の秘書室に問題の書類を提出した……。

第64話
親子間の問題だと朴正煕は不問に付すが、謀反を知ったテホはチョルスンを国外退去させる。
これを機にテホは経営に復帰、チョルギュを引き立てる。
テサンは世紀をグループ化して会長となり、テチャンをグループ社長、
イルグクを世紀電工の社長、
デチョルを理事にしてイグクと共に新規のマンション事業を手がける
世紀開発を経営させるなどの人事を行い、自動車製造に乗り出すと宣言。
そんな中、療養中のサムグクが失踪、さらにイルグクが自動車事故で……。

第65話
イルグクは蔚山で事故死、後を追うようにエミも息を引き取った。
フォードとの交渉のため渡米中のテサンは、
知らせを聞くが、悲しみを堪えて予定通り仕事をこなす。
チョルミンは、テホから大韓物産1社以外の事業を取り上げられ、休職願いを出す。
電子事業に着手したチョルギュは半導体に着目する。
デチョルとイグクのマンション事業は振るわず、
途中から富裕層狙いの高級路線に変更、大当たりする。
テサンは不利な提携契約にも関わらずフォードと調印した。

第66話
テサンは自動車会社名を世紀モータースと登録、
イギリスのコーティナをモデルに1万2千台の生産を計画する。
チョルギュは世界と未来を見据えた半導体事業を展開させ、
事業家としての才能を見せ、テホを感心させる。
狩りをしながら国内を放浪するチョルミンは、ハン室長の迎えも拒絶する。
京釜(キョンプ)高速道路工事現場では軍人と現場の衝突が絶えない。
さらにタンジェトンネルでは落盤事故による死傷者も出る難工事で、
工期内の完工が危ぶまれる事態となる。

第67話
ジョンエとの結婚話も進むデチョルだが、
タンジェの現場に呼ばれ式の打ち合わせもままならない。
だが現場に着くや、
早強セメントの導入など画期的なアイディアと統率力で問題を次々に解決、
竣工式に間に合うよう工事を終えるめどがついた。
一方、政府発注の昭陽江(ソヤンガン)ダムを担当するテスルは、
現場で日本の設計図に不審を抱く。
そして、テサンが自動車第1号の試運転成功に沸く一方で、テホは末期ガンと告知される。
朴正煕は大統領選を翌年に迎え側近から三選改憲を進言される。

第68話
77人もの犠牲者を出し数々の参加企業を倒産させた工事も終わり、
京釜高速道路の開通式が華々しく行われる。
同じ日、デチョルは慌ただしく結婚式を挙げる。新婚旅行から戻ったデチョルは常務に昇進。
だが自動車に欠陥が見つかって返金騒ぎとなり、
ダムの設計では政府と衝突など世紀グループに次々に問題が起こる。
チョルスンが帰国し和解するが、テホは将来、
企業を脅かす存在になるチョルミンを精神病棟に幽閉すべく手配、だがチョルミンは逃走する。

第69話
世紀の自動車問題は深刻化、
修理サービス会社を作り最大の誠意を見せることで幹部の意見が一致した。
テサンは問題発生の折に責任逃れをしたフォードとの提携は解消して、
日本の三菱との提携を検討、
さらにテチャンがイタリアの車デザイナーをスカウトする。
そんな折、マンション事業の世紀開発が公務員に不正優遇をしたという容疑で、
社長のイグクが逮捕、政府や各官庁を巻き込んだ大事件となる。
三選改憲を支持された朴正煕は事件の徹底調査を命じる。

第70話
マンション事業の問題解決を一任されたデチョルは建設免許取消の危機に遭うが、
青瓦台に直訴して朴正煕の審判を受け無罪放免、イグクも釈放された。
デチョルは36歳の若さで世紀建設社長に任命。
またダムの問題も世紀建設の主張が正しいと一挙解決する。
テサンは新車製造に向けて三菱自動車と好条件で契約、
さらに朴正煕からは造船所建設を依頼され、
未来に向けて闘志を燃やす。
逃走し狩りを続けるチョルミンは、訪れたチョルスンからテホの病状を聞いて涙する。
数日後、テホの大韓グループ会長離任・チョルギュ会長就任式に笑顔で出席する
チョルミンとチョルスンの姿があった。

登場人物

チョン・テサン
(少年期:ペク・ソンヒョン、青年期:チャ・インピョ、高老年期:チェ・ブラム)
ヒュンダイ創業者の鄭周永がモデルになっている人物。
チョン・テサンが築き上げる「世紀建設」はヒュンダイの原点である
「現代建設」をモデルにしたもの。
情熱的で行動的な性格。
他社が尻込みする難しい仕事を率先して取り、「世紀建設」を一大財閥に発展させた。

イルグク(長男)
ソソンとの間の子。
優秀で気が優しいが、仕事では失敗続き。
世紀電工社長に命じられるが、程なく交通事故死を遂げる。

エミ(長男の嫁)
アメリカ留学中に知り合い結婚する。
仕事がうまく行かないイルグクを案じ、二人でクリーニング店を開く夢を持っていたが、
がんに侵されイルグクとほぼ同刻にこの世を去る。

ウナ(娘)
幼くして両親を失う。

イグク(次男)
大学でラグビー部主将を務めた体育会系の人物。
後に世紀自動車社長となる。

サムグク(三男)
気の優しい青年。
会社勤めが合わず重度のうつ病となり、
療養中に名ばかりの世紀アルミニウム社長に任ぜられるが、遺書を残して失踪する。

サグク(四男)
後の世紀グループ会長。
作品冒頭で自殺する。
オグク同様、本編中に登場することはなかった。

オグク(五男)
サグクとともに一族で最も頭が良いと噂されたが、受験中、留学中などの理由により、
本編中に登場することはなかった。

ヒョン・ヨンスン(キム・ジユ)
チョン・テサンの妻。
チョン・テサンが外で作った子供達も自分の子供として育てる。

パク・ソソン(キム・ジス)
チョン・テサンと同郷の女性。
少年期のチョン・テサンと結婚の約束をするが、
身分違いとして結婚は許されず「芸妓」として生きる決心をする。
チョン・テサンとの間に子供(チョン・イルグク)が出来るが
チョン・テサンの妻に子供を預ける。
軍事慰問団の歌手として戦地を巡る中、共産ゲリラの襲撃を受け死亡する。

グク・デホ
(青年期:チョン・グァンリョル、高老年期:チョン・ウク)
サムスングループ創業者の李秉喆がモデルになっている人物。
グク・デホが築き上げる「大韓物産」はサムスングループの原点である
「三星商会」をモデルにしたもの。
学生時代に京城駅で、スリに襲われている少年チョン・テサンを助ける。
カン・ユングンのもとでチョン・テサンと再会し、企業家として友人になる。
温厚で人当たりが良く誰にでも好かれる性格。
しかし、企業家としては側近や自分の息子達が震え上がるような
冷酷な判断を下せる人物である。

チョルミン(長男)
豪腕経営者で強引な手法を好むため周囲の反発を買い、後継者レースから脱落する。

チョルスン(次男)
反チョルミン派の支持を集めるが、兄と父に弓を引くこととなり、後継者レースから脱落する。

チョルギュ(三男)
サムスングループ後継者の李健熙がモデルになっている人物。
成長につれ、未来を見通す眼を持っているとグク・デホに高く評価され、後継者となる。

カン・ユングン(イ・ヨンフ)
金貸しの老人。担保は取らず人を見て金を貸す。
チョン・テサンやグク・デホなど若く才能のある企業家を、資金面で支える。

カン・ヘヨン(イン・ジウン)
カン・ユングンの娘。チョン・テサンに恋心を抱いている。
朝鮮動乱時には父親の遺産を元手に釜山の両替商を牛耳り、
影からチョン・テサンに資金援助をする。
チョン・テサンとの間に子供をもうけるが、チョン・テサンの妻に子供を預けて姿を消す。

チャン・インギュ(ム・ジュンホン)
子供時代からのチョン・テサンの友人。
晩年は重役としてチョン・テサンを支える。

チョン・テヒ(ハン・ヘジン)
チョン・テサンの妹。
経理担当から経理部長、経理担当常務としてチョン・テサンを支える。

カン・チョルグン(キム・ハクチョル)
六大州建設の経営者。
チョン・テサンやグク・デホを利用し甘い汁を吸おうとする。
カン・ユングンを騙して金を奪ったり、
讒言によりチョン・テサンを陥れ共産ゲリラとして処刑させようとしたことも。

朴正煕(トッコ・ヨンジェ)
アフリカより貧しいと言われた祖国を憂い革命決起した軍人、後に大統領。
チョン・テサンやグク・デホら企業家を利用して、漢江の奇跡と呼ばれる経済発展を指導する。

朴鍾圭
朴正煕とともに革命決起した青年将校。
後に大統領警護室長に就任、強権を揮い「泣く子も黙る大統領警護室」と国民から恐れられる。

車智澈
朴正煕とともに革命決起した青年将校。
後に国会議員に当選し、与党議員として国会対策にあたる。
朴正煕に心酔しており、朴正煕からかわいがられる。

金鍾泌
朴正煕とともに革命決起した青年将校。
後に韓国中央情報部部長。
朴正煕の腹心として韓日国交回復交渉を行った後、与党議長として国会対策にあたる。

金炯旭
朴正煕の革命決起を支持する陸軍士官学校第11期生、大佐。
後に韓国中央情報部部長として、豪腕を揮う。

李厚洛
朴正煕の革命決起を支持する軍人。
後に大統領広報室長として、硬軟織り交ぜて企業人を利用していく。

パク・デチョル(ユ・ドングン)
李明博(第17代大韓民国大統領)がモデルになっている人物。
学生活動家として投獄されるがチョン・テサンから才能を見出され、
「世紀建設」で頭角を現す。
作品冒頭では国会議員として登場する。

エピソード

政治的圧力の疑惑
作品の後半に入ったところで、視聴率の低迷と作品の制作を巡って
制作側と俳優側との間に深刻な対立が生じ、撮影が立ち行かなくなった。
制作側は俳優側に謝罪して、予定を切り上げ70回で早期終映することで決着した。
しかし最終回が近づくにつれ視聴率が上向き20%を超える回もあったため、
視聴率20%を超えれば早期終了をしないという約束を破ったことに対する謝罪を求めて
俳優達が撮影拒否を起こす手前まで行ったがMBC側が謝罪して決着した。
韓国近代史の微妙な政治状況を描写する作品であり、
政府からの何らかの圧力があったのではないかとの噂も出た。

言語
韓国向けの作品であるため、当然、登場人物は韓国語を話す。
このため、金鍾泌中央情報局長が訪日し日本の大平正芳外務大臣と会談する場面では、
大平正芳が流暢な韓国語を話しているため、この作品を鑑賞する日本人にとっては
少々違和感を覚えることも否めない(これはこの作品に限らず、他のドラマにおいても、
日本人役は韓国人俳優が演じており、いずれも韓国語を話している。)。
一方では、日本統治時代の一部シーン、
日本の商社との電話連絡や訪日しての商談の際には日本語を使っており、
朴正煕大統領が日本訪問時に一部日本語を使って対談したことも忠実に再現されている。
日本語を使うシーンでは、各俳優とも流暢に日本語を話している。
また、日本企業との合弁事業においては、
日本企業側が実名で登場する(三洋電機、三菱自動車など)。

演出
作品では朝鮮の日本統治時代も描いているが、
感情的な反日描写ではなく日本統治下の社会的な構造、
人々の暮らしを素朴に表現するに留めている。
また、朝鮮戦争時の朝鮮人民軍に対しては、
夜闇を無言で行進する人民軍兵士と表現するに留めている。
これらの抑制の効いた表現により、
支配者としての日本の理不尽さ、朝鮮人民軍の不気味さを演出している。
また、朴大統領とケネディ大統領との会談など、重要な歴史については当時の記録写真、
記録フィルムを作品中に挿入し、歴史を思い起こさせる演出がある。

 

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