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【被災を最小限に食い止めるために】熊本地震まとめ4

ネットで話題

こんにちわ、katadsuketaiです。

続きを書きます。

熊本で始まった地震は、その後、北東の方向と、
南西の方向に延びていっている状況です。

北東方向には阿蘇山の近くで大きな地震が起き、
その後は県境を超えて大分県でも
大きな地震が発生しました。

また南西方向でも、益城町の南西にある宇土市や
八代市の方でも地震が起き始めています。

これは、起きている地震が、日本最長の活断層群である
”中央構造線”で起きている可能性を否定できません。

長野県から名古屋の南を通り、紀伊半島を横断して、
四国の北部を通り、大分から九州に入って、
熊本・鹿児島まで至っている
長大な活断層が中央構造線なのです。

この中央構造線は、地質学的な証拠から、
過去数千回以上にわたって地震を繰り返し
起こしてきたことが分かっている活断層です。

その結果として、例えばその南北で
別の岩が接していたり、この活断層を境にして
山脈や川筋が食い違っています。

これはこの活断層に沿って繰り返して
起きてきた地震の結果なのです。

 

詳しく調べられているところでは、
今回地震を起こした布田川断層と

日奈久断層のように、
場所ごとに別の名前がついていますが、

全体としては中央構造線は日本で
最長の活断層の一部なのです。
中央構造線全体の長さは1,000kmを超えます。

この大断層の西端に近い熊本や大分で
地震を起こした今回の地殻活動は、

この大断層の上で日本人が体験して
被害を生じた地震としては最初の地震でした。

過去数千回以上にわたって地震を
繰り返し起こしてきたとはいっても、

この長大な活断層が起こした地震を日本人が体験して
史実として書き留めた例はなかったのです。

日本人が住み着いたのは約10,000年前、
記録を残しているのはせいぜい1,000~2,000年ほどなので、

この大断層が地震を繰り返してきた
時間のスケールに比べて、
人間の時間のスケールは、あまりに短いのです。

ところで、このような長大な活断層群のうちの
ある部分で地震が起きたことは、

同じようにエネルギーが溜まっている(であろう)その
隣の部分にとって“留め金が外れた”ことを意味します。

つまり、地震が起きた部分の近隣で、
地震が起きやすくなるのです。

世界的にも、この種の地震の連鎖は、
いままでに何か所かで経験されています。

いちばん有名な例は、トルコの北部を走っている
北アナトリア断層で、1,000kmの長さにわたって、
大地震が次々に起きていったことがあります。

全体を動き終わるのに約60年ほどかかりましたが、
なかには1942、1943、1944年と、
短い間に次々に起きていった時期もあります。

どっかの国の総理大臣が、トルコ国に
必死に原発を売り込んでますね、売れたんだっけ??
何かあったときの補償、どうするんだろね。

今回、中央構造線のうちの熊本の部分で地震が起き、
2日後に阿蘇に、そして大分に、と地震が広がっていったのは、
この理由なのではないかと考えられます。

17日くらいから熊本の地震が起きた
南西側に震源が延びてきたのも、
これと同じ事情だと思われるのです。

ところで、熊本から阿蘇、大分へ連鎖が起きていきましたが、
心配なのは、その次は愛媛なのです。
ここには、中央構造線のすぐ近くに伊方原発があります。

また、逆に熊本から南西に中央構造線をたどると
鹿児島県に入るのですが、ここは川内原発から
そう遠くはないところなのです。

さらに・・・・・・・

南海トラフの巨大地震の引金となる
フィリピン海プレートは、限界まで押されているようです。
5月1日に起きた三重県南東沖の地震も気になるところです。

南海トラフを震源域とした地震は、
過去を調査した限り15回起きています。

あまり知られていない1944年、46年の地震は規模が小さく、
依然としてエネルギーがたまっている状態です。
なおかつ終戦前後なのであまり記録がないのです。

プレートは年間4~5cm動きます。
前回から70年ですから、3m前後動いたことになります。

一般的に、3~6m動くと巨大地震の発生に
近づくとされますから要注意なのです。
ただし中央構造線とは連動しないと考えます。

3.11の超巨大地震の影響も収まりません。

茨城沖、房総沖で地震が収まらないのは、
M9クラスの余震は10年以上続くとされているし、
本震マイナス1の最大余震はまだ起きてません。

可能性が高いのは茨城沖、房総沖
次いで岩手沖と考えられます。

北海道地方も根室半島南東沖や十勝地方中部、
浦河沖などで震度4以上の地震が続いています。
3.11後、千島列島でも大規模な地震が発生していますね。

北海道地方は3.11地震でも、エネルギーが解消していません。
その上、400年周期で来る十勝沖、根室沖の
連動地震(前回は1611年の慶長三陸地震)が迫っています。

実際、M3クラスの地震が続発しています。
日本の両端で大地震が起きれば、
本州の大地震の引き金になるかもです。

ああ・・続きます。

 

【被災を最小限に食い止めるために】熊本地震まとめ3
【被災を最小限に食い止めるために】熊本地震まとめ5

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