福男は誰だ?ツイッターでも十日えびすの福男選びが話題になってるぞ!
今日から関西地方では十日えびすが始まっています。
ということは、西宮戎の福男選びも明日早朝に行われるわけです!
楽しみですね~!(←私だけ?(笑))
福男選びの起源はお参りを一番乗りしたかった人がいたから?実はマイナーな一地方の神事!
関西地方の皆さん、ついに十日えびすが始まりましたね!
関西圏ではおなじみの商売繁盛を願う神事であり、お祭りです。
ツイッターでは、ちらほらと西宮神社の十日えびすのことや
10日の午前6時に開催される福男選びのことについて
つぶやいている方々がおられます。
19:30現在の西宮えびす福男選び現場です。 昨年と違い、もう並んでます!! 私で恐らく500番あたりかな。 今年は抽選するんだ!足切りも失格も嫌だ!!(2年連続で抽選できてない…) pic.twitter.com/ztIa9FHO9n
— sugwi (@sugwi) 2016, 1月 9
初めて西宮のえびすさん行ってきた訳だけど、人スッゴいなぁ…ぎゅうぎゅうwww テレビで見てた福男さんが走る道歩いてここかぁってなってた(・∀・)あとマグロにお金貼り付けてきたよ(写ってるのは他人さんだよ) pic.twitter.com/OhI4KbVwfM
— ましゅ@こみトレ・ス35a (@mashu_choco) 2016, 1月 9
今週末のバンドじゃないもん!さんは関西遠征ですが、まさに1月10日神戸公演の日は西宮えびすで福男選びがありますので、勿論参加されるであろうもんスターさんが福男を掴み取ってVaritに来られるのを楽しみにしていますΣ(゚д゚lll) pic.twitter.com/r96bQpuu4f
— Kん (@KN_XiX) 2016, 1月 8
睡眠不足での運転はさすがにハードだったけど無事に十日えびすの”福男選び”(https://t.co/JZkXsBZNqW)でも有名な西宮神社へ初詣に♪ 可愛いってこともあり奮発?して鯛みくじを~私は末吉…D様はちょっと珍しい?半吉! pic.twitter.com/M9h1fXsNBp
— knkn (@G_gumi1201) 2016, 1月 4
@glasscatfish 検索したら 「西宮えびす・福男えらびの場面をマジパンで再現したツマガリ社長」というのが見つかったw https://t.co/LcgrqlR151 pic.twitter.com/NifrR94pLl
— s_matashiro (@glasscatfish) 2016, 1月 3
福男選びって、最近は遠方からも参加されるんですよね~~
すごい神事(もはやイベント?)になっちゃったな、もう!^^;
すでにくじ引きのための行列ができつつ
近隣の店舗や人々も、盛り上がりを見せているようです^^
福男選び、全国レベルで知られるようになったのは某バラエティ番組のおかげ
西宮市生まれではありませんが
小学生~高校生までを西宮市で過ごした私にとって
この西宮神社の「福男選び」という開門神事は
わりとメジャーなニュースでもありました。
普通に翌日のテレビニュースで報じられていましたしね^^;
なので
「毎年、同じ日、同じ時間に全国の戎神社で走ってんのか~」
……という、壮大な妄想を繰り広げていました。
この福男選びが全国区の神事でないと知ったのは
ほんの十数年くらい前です。
フジテレビ系列の某バラエティ番組だったと思いますが
毎回、福男選びで走っても転ぶなどの事故が起こって1番が取れない男性を取り上げていました。
このときはかなりの衝撃を受けましたね~。
いえ、男性の福男選びへの努力の顛末が、ではなく
福男選びがメジャーではなかったということが、です。
そりゃそうですよね。
小学生の頃から全国の戎神社で門扉の前から社殿のまん前まで
全速力で走ってんねんや~と信じていたわけですから(笑)
でも、よくよく考えてみると
お稲荷さんこと稲荷神社は総本社である伏見稲荷神社を筆頭に
全国でおよそ32,000社ほど存在するのに対し
えびす様をお祀りする神社は西宮神社を総本社として3,500社。
……うん、数が10倍くらい違う。
しかも「えびす様」は神様の成り立ちが少々複雑。
「えびす」という神様は、実は複数いらっしゃって
イザナギ・イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)か
大国主命(おおくにぬしのみこと もしくは大黒さん)の子である
事代主神(ことしろぬしのかみ)とされるところが多いそう。
また少数派ではありますが火遠理命(ほおりのみこと)や
少彦名神(すくなびこな)とすることもあります。
なので、先に上げたえびす様をお祀りする神社は
兵庫県西宮市の西宮神社はヒルコ系の総本社だけの数。
もちろん、事代主神系のえびす神社の総本社もあって
大阪府大阪市浪速区にある今宮戎神社となります。
ヒルコ神系
- 西宮神社(兵庫県西宮市)ヒルコ神系のえびす神社の総本社
関東地方
- 西宮神社(栃木県足利市)
- 桐生西宮神社(群馬県桐生市)
- 蛭子(ひるこ)神社(神奈川県鎌倉市)
中部地方
- 西宮神社(長野県長野市)
- 西宮神社(長野県佐久市)別名夷社
関西地方
- 柳原蛭子神社(兵庫県神戸市兵庫区)
- 堀川戎神社(大阪府大阪市北区)
- 蛭児遷殿(大阪府大阪市北区大阪天満宮境内)
- 石津太神社(大阪府堺市西区)ヒルコと事代主の両方の神を祀る
- 名古曽蛭子神社(和歌山県橋本市)
中国地方
- 胡子神社(広島県広島市中区)ヒルコと事代主の両方の神を祀る。
四国地方
- 蛭子(ひるこ)神社(徳島県那賀郡那賀町)
事代主神系
- 今宮戎神社(大阪府大阪市浪速区)事代主神系のえびす神社の総本社
関東地方
- 恵比寿神社(東京都渋谷区恵比寿西)恵比寿ガーデンプレイス内にも社殿あり
- 宝田恵比寿神社(東京都中央区日本橋本町)
- 大前神社・大前恵比寿神社(栃木県真岡市)
- 大国神社(群馬県高崎市高崎神社境内)大国主を祀る社殿に事代主を併祀
- 飯能恵比寿神社(埼玉県飯能市諏訪八幡神社境内)
中部地方
- 恵比須神社(若狭ゑびす)(福井県三方上中郡若狭町)
- 蛭子神社(三重県名張市)
関西地方
- 京都ゑびす神社(京都府京都市東山区)
- 蛭子神社(京都府与謝郡伊根町青島)
- 野田恵美須神社(大阪府大阪市福島区)
- 布施戎神社(大阪府東大阪市布施)
- 堺戎神社(大阪府堺市堺区菅原神社摂社)
- 石津太神社(大阪府堺市西区)
- 石津神社(大阪府堺市西区)
- ねや川戎(住吉神社)(大阪府寝屋川市)
- 尼崎戎神社(兵庫県尼崎市)
- 稲爪浜恵比須神社(兵庫県明石市稲爪神社摂社)
- 南市恵毘須神社(奈良県奈良市)
- 三輪坐恵比須神社(奈良県桜井市三輪)
中国地方
- 美保神社(島根県松江市)事代主神を祀る神社の総本社
四国地方
- 蛭子神社(徳島県徳島市南沖洲)
- 恵比須神社(愛媛県伊予市伊豫稲荷神社境内)
九州地方
- 若松恵比須神社(福岡県北九州市若松区)
- 十日恵比須神社(福岡県福岡市博多区)
- 今山恵比須神社(宮崎県延岡市)
- 恵比須神社(沖縄県那覇市)
ザッと調べただけですので
「ウチの近所の神社もえびす様だ!」と訴えるのだけはご勘弁を<(_ _)>
日本観光スポット
「えべっさん」や「えびす講市」「◯◯えびす祭」など
えびす様に関連した祭事は多いですが
地域に見合った時期に祭りを行っているところも多いです。
また西に集中している「十日えびす」が開催されるにしても
地域によって日時がかなり違います。
関西ではだいたい1月の9日・10日・11日ですが
九州・福岡県福岡市の十日恵比須神社では
「正月大祭」として1月8日「初えびす」から始まり
1月9日「宵えびす」、1月10日「正大祭」
そして1月11日「残りえびす」で終了します。
関東の開催は秋が多く
群馬県では「高崎えびす講市」が高崎市で
また「桐生えびす講」が桐生市で11月に開催されますし
山梨県では「甲府えびす講祭り」が甲府市で11月に開催されます。
これは西のほうが新年の景気づけに縁起物としてのイベントとして
東のほうが新年へ向けての日用品の買い足しなどを見越したイベントとして
それぞれが受け止めているからのようですね。
ただし、東京の宝田恵比寿神社は10月19日・20日に「えびす講」が行われます。
宝田恵比寿神社は1月20日にも「初えびす」が行われますが
10月に「えびす講」を行っているのは東京だけのようです。
長野県では「長野えびす講煙火大会」という花火大会が有名です。
この花火大会には「えびすシート」という
なんだかキラキラした感じの特別席があるようです。
11月に花火とはめずらしい。
なぜ人々は神社走る?福男の由来とは
先にも述べたとおり
福男といえば今でこそ全国区で知られるようになりましたが
一地方の神事(というよりイベント?)でしかありませんでした。
では、なぜ走り出したのか。
時代は鎌倉までさかのぼりますが……
この当時、西宮神社、そして周辺地域では「居籠(いごもり)」を行っていました。
居籠とはその名のとおり家に籠って身を清めるという意味があり
門松の松枝を逆さに付け替え、筵(むしろ)をたらして自宅に籠り
宵戎の夜から静寂のときを過ごします。
西宮神社の逆さ門松 江戸時代の習俗を復刻したらしい pic.twitter.com/J2TqFAlHIA
— s_matashiro (@glasscatfish) 2016, 1月 3
そして西宮神社では本戎の10日午前0時になると
門を固く閉ざして、早朝4時から神事を行いました。
そのため西宮神社では
いまも「居籠」を呼ばれる神事が同じ時刻に行われています。
そして神事が終了する午前6時になると
信者を迎えるために門を開くのです。
昔の人々は同じように居籠をしていましたから
神社が神事を終えたと同時に居籠を解かれ
誰よりも早く福をもらおうと社殿へと駆け抜けた――
と、いうのが由来だそうです。
これが現代では多少目的が変化して
現在の「福男選び」となったのではないでしょうか。
この「福男選び」が有名になってからは
早くからスタートに有利な位置を複数のメンバーでキープし
メイン走者を有利に走らせようとグループで活動するなど
走者のマナーの悪さが目立っていました。
そのため近年では9日22時に受付を行い
くじ引きでスタート位置を決めるようになりました。
もうくじ引きが開始されていることでしょう。
さてはて、今年はどなたが一番の名乗りを上げるのでしょうか?
明日のニュースをお楽しみに!
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